台風襲来ということでJRなどが運転規制
道は閑散としている
幹線道路では市内バスは走っているが
車の通行量は減っている。
- 台風の眼のぽつちりとくつきりと 行方克己 昆虫記
- 一樹にこもる雀台風去りし後 加藤憲曠
- 台風の落し子遊ぶ芋畠 清水基吉
- 台風来屋根石に死石はなし 平畑静塔
- 台風圏飛ばさぬ葉書飛ばさぬ帽 磯貝碧蹄館
- 台風のちかづく窯火混沌たり 坂巻純子
- 台風一過小鳥屋の檻彩とび交ふ 大串 章
- 放課後の暗さ台風来つつあり 森田 峠
- 台風のなきまっすぐな胡麻を刈る 足立 晩生
- 台風の前の静けさ梨を採る 檜田 慧星
- 台風の動きの遅々と夜に入りぬ 佐野 五水
- 台風の目の中天道虫を掌の平に 前田秀子
- 台風の後くるひなき杉の列 今瀬剛一
- 遠き台風洗ひても~コップ曇る 長谷川秋子 『菊凪ぎ』『鳩吹き』『長谷川秋子全句集』
- 台風過療者は胸に手を遣し 齋藤玄 『玄』
- 綾取りをして台風の行くを待つ 鈴木三和子
- 台風の報聞く帰国のエアポート 八巻絹子
- 台風の駅を出てゆく豚の貨車 林 民子
- 台風や四肢いきいきと雨合羽 草間時彦
- ビヤ樽に台風前の雨ぎつしり 秋元不死男
- 台風に唸り返してポプラの樹 斉藤和夫
- 落ちし巣に蜂飛びかひて台風禍 堀井美奈子
- 蒙古塚かの日の如き台風来 大島きんや
- 台風過神も仏も手薄なり 新井智恵子
- 台風の前ぶれに涌く海つばめ 福永みち子
- 台風の大き夕日を残しけり 塚原静枝
- 台風禍女人高野に及びけり 田中年枝
- 台風の生るゝ眼下を渡る旅 池田太恒
- 台風の被害大木もてあそぶ 辻内代美子
- 井戸水を濁し台風去りにけり 藤本安騎生
- 台風の街に自販機点しけり 高橋桃衣
- 肉眼で見ることの無き台風眼 福田万紗子
- 台風や無口なる人動き出す 笹本カホル
- 台風に一喜一憂林檎園 荻原達昭
- 台風の来るたび鼠太りけり 真山 尹
- 台風の水禍ここまで壁の線 田中康雄
- 梅酒わくや台風速度増しにつつ 吉野義子
- 唐辛子台風すぎし天を指す 水谷晴光
- やはらかき陽をまぶたにす台風禍 石川 桂郎
- 疼く歯や台風洋を来つつあり 相馬 遷子
- ひとりの起居台風の燭かばひつつ 馬場移公子
- 台風過往診蹴りし悔のこる 下村ひろし
- 台風の前ぶれに涌く海つばめ 福永みち子
- 妻の手のやはらかすぎし台風過 橋本榮治 越在
- 台風はきぞに朝顔の種収む 臼田亜浪
- 台風に迷走といふ語ありけり 久永雁水荘
- 台風の報刻々と産気づく 大場思草花
- 台風の蜂の巣おもて蜂の満つ 新津香芽代
- 洋傘ひろげ台風の尖すでに感ず 近藤馬込子
- 台風が木犀の香を払拭す 相生垣瓜人
- 台風の去つて玄海灘の月 中村吉右衛門
- 圧力鍋音して台風圏に入る 辻美奈子
- ひとりぶんの米研いでゐる台風裡 辻美奈子
- 台風来高原の闇うねり来る 柴田奈美
- 台風が尾骨に迫る星夜かな 五島高資
- 台風の目に入る自動販売機 五島高資
- 台風のあとの空気を食べにけり 五島高資
- ゆつくりと台風の来る山容ち 藤田あけ烏 赤松
- 台風を迎え討つ気の豚舎なり 加藤あきと
- 台風圏水は輝くこと忘れ 中川いさを
- 台風に瓦浮きたり日吉館 志賀松声
- 台風と闘ひし傘携へて 木暮陶句郎
- 大落暉呑めり台風兆す海 米田双葉子
- 台風裡浅蜊に砂を吐かせをり 大串章
- 台風の生れたる地図日本小さし 右城暮石
- 土平らし居り台風の来るまでは 右城暮石
- 望以後の月かつうばひ台風来 亀井糸游
- 堀割に台風避くるマストふゆ 亀井糸游
- 人生の台風圏に今入りし 高浜虚子(1874-1959)
- 美食して戻る台風の目は遥か 鈴木真砂女
- 蓼ほそくのびて台風圏に入る 藤木清子
- 台風に寝てマンションは玻璃一重 品川鈴子
- 手が見えて台風前の火造場 原田喬
- 姨捨山上台風を見送りぬ 原田喬
- 台風を告ぐる港の拡声器 大島民郎
- マネキン反り指ぬれる北上台風 和田悟朗
- 台風去り松に戻りし松林 辻田克巳
- 台風は過ぎ茄子の木に茄子の花 今瀬剛一
- 台風あと別な白さの萩咲ける 細見綾子 存問
- フェニックス必死の翼台風裡 森田峠 避暑散歩
- 燦々と台風一過カレー煮よ 松澤昭 面白
- 台風のそとにでてゐるえとらんぜ 松澤昭 麓入
- 台風やひとり娘に灯が鮮た 飯田龍太
- 燦々と台風一過カレー煮よ 松澤昭
- 足裏のざらざらとして台風圏 原國郁子
メヒシバでも、穂がやたら長いものがある。これがアキメヒシバかと思ったが、解説を読むと違うようである。
同属の種で、よく見かけられるのは、本土ではコメヒシバとアキメヒシバである。西アフリカではフォニオと呼ばれる種が、食用穀物として栽培されている。
- コメヒシバ D. timorensis (Kunth) Balansa は、メヒシバに似ているが、全体に小柄で、高さは30cm、葉の長さも10cm程にしかならない。はっきりと区別するには、花序の軸を見る。コメヒシバではその縁は滑らかだが、メヒシバは鋸歯が出るのでざらつく。関東以西の本州から以南に生育し、朝鮮、中国、インドシナからインドネシア、インドにまで分布する。
- アキメヒシバ D. violascens Link は、全体の姿はメヒシバによく似ているが、はい回らない。はっきりと区別できる点は、小穂の形で、長さがメヒシバの半分位しかなく、楕円形をしている。日本全土に生育し、朝鮮、中国にも分布する。南アメリカには帰化している。
- キタメヒシバ D. ischaemum (schreb.) Muhlenb. はアキメヒシバに極めて似た種で、小穂がわずかに大きい。全世界の温帯域に分布し、日本では北海道と本州に稀に見られる。
九州南部から琉球列島では、このほかにヘンリーメヒシバ D. henryi Rendle も普通である。花穂が1つの束になって、成熟後も開かないのが特徴である。
穂が出ていないと、エノコログサかヒエの類か分からない。
↓は
スベリヒユ やや水分不足で干乾びている感じ
オヒシバは力強い雰囲気を持つが、最近見かける機会が減っているように思う。
コニシキソウ
スズメノヒエ
我が家のヒャクニチソウ。台風の影響で大雨であろうと思い、昨夕は水遣りをしなかった。
1時間後には持ち直した。昼過ぎても雨は降らず。尼崎市は台風の中心からは東へ大きく外れているが、暴風圏内にテレビ画像では入っている。
雨風は夜に入って少し激しくなってきたが、雨量は10ミリ/h程度。