あの火事はいつのことであったか、ネット検索で、火事跡を地図で表示しているブログに出会った。↓ 火事は2011年2月18日未明に発生。火事跡の様子を示す画像も何枚かそのブログで見ることが出来る。

 

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火事は6年(半)前に発生している。発生場所が阪急電車神戸線の線路際であったため、

当日のダイヤは大幅に乱れたようだ。

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私のこのブログは2011年の11月に開設したので、火事の様子は書き込んでいないが、

火事跡の様子は年に数回はブログテーマに取り上げている。

 

かなりいい加減に書き込んでいる「テーマ」欄を覗いても、「火事跡」というテーマは作成していないので、この場所を、この前、いつ画像アップしたかは確認しづらいし、記憶にもないが、

週に数回はこの火事跡の線路際の道路を通るので、その度に数枚画像ストックを増やしている。

 

火事跡へ入っていける道は現在2本ある。

一つは狭い私道

↑敷地の北側の道路も狭い一方通行道路だが、そこから敷地へ行こうとすると体を斜めにしないと進めない私道。

↑火事跡側から見ると

もう一つは私道とも言えない、隙間。

 

↑手前は南北どちらへも車通行が禁止されている道路。

ただしタクシーに限り、南行きができる。すぐに踏切があり、知らずにバイクが踏切を南へ渡ると交通警察が待ち構えている。

 

草の多くはオオアレチノギク。

 

大小のマツヨイグサ

↑これはコマツヨイグサよりは大きいのではないかと思う。

 

これは相当大株だが、やはりマツヨイグサだと思う。

これは植え付けられたヒペリカム。この夏は水遣りもなく干からびている。

 

車が通るとすれば、今は金網で綴じられている、線路側であるが、かなりのスペースを道路として提供しない限り、工事用車両は通れない道幅。

線路側の道は、西側はすぐに未舗装の私道で、その私道の利用許可得られても、大型車両は何処へも抜け道がない。

東側はすぐ踏切で、常に人で溢れている。そこから北への通行が許可されても、

とてもではないが大型車両が通れる道にはつながっていない。

 

 

しかし解決策が得られたのかマンション建設を告げる看板が出た。

(和田興産は神戸市ではマンション販売実績第1位)

可能性は、踏切の北側、西側にあるたこ焼き屋チェーン店をまるまる撤去することである。

その上で、朝夕のラッシュ時を除いて、工事車両の南下、北上を許可すれば、

駅の北側改札口から、北向き一方通行のみちへ出られる。

しかし工事現場へ進入する南向き車両をどうするか?

 

一方通行だらけの道の何処かを規制解除しなければならないが、どう考えても私の想像力を越える工夫が必要。

この火事跡がブッシュとなった頃、青桐やナンキンハゼが、日当りが良くて、林になっていたころ、中へ立ち入っていると、通行人が話しかけてきてまもなく15階建てのマンションが建つと話してくれた。

 

3年も前のことである。

 

その15階建てビルはここではなく、一筋北の718㎡の土地に建ちつつある。

その計画話が、間違ってこの火事跡の跡地利用として周辺住民に伝わったのか、

それともここでも15階建てを計画したが、上に紹介したような事情で建設許可が下りなかったのか詳細は知らない。

718㎡の土地には、江戸時代に創業した建設会社の本社ビルがあったが、東急不動産に売られたよう。

 

東急は御堂筋線沿いに、30階、50階建ての高層マンションを、「ブランズ」名で展開している。

デザインはいいが、管理組合の評判は極め付きに悪そうである。

駅から徒歩2分が売りだが、徒歩2分どころか、1分と書いても咎められないであろう。

2分になっているのは、出入り口が南側ではなく(南側は東行一方通行で、大型車両は通れない)、北側だからであろう。

 

その道は6メートル幅はあるが、バス道になっていて目下は同じく東側一方通行である。

 

火事跡の建設計画が公表されたら、上のような条件をどうクリアしたか紹介できるであろう。

そのために周辺環境の画像撮りに励んでいる。

 

火事跡に横丁の跡鶏あゆむ 秋元不死男
 
火事跡の焦げし柱を月照らす 近森 千句葉
 
火事跡のまた匂ひ出づ雪催ひ 鷹羽狩行
 
そのままにせる火事跡に紫蘇の花 栗原加美
 
火事跡に虚空を掴む一樹あり 薮脇 晴美
 
火事跡に*かりんを置いてきたりけり 仙田洋子 雲は王冠
 
火事跡に鮮しき朝の午乳壜 高島茂
 
火事跡の貼紙にある遠い町 林菊枝
 
初霜や火事跡といふ黒きもの 鷹羽狩行
 
火事跡に焼けのこりたる窓のあり 藺草慶子
 
酔ひて乗る電車突つ込め火事跡へ 皆吉司
 
火事跡の屋根に穴あき空いちまい 皆吉司
 
火事跡のバケツの縁につもる雪 皆吉司
 
火事跡の間取りくきやかにて雨よ 櫂未知子 蒙古斑
 
火事跡や風をしづめし朝の雨 徳永山冬子
 
つゆけさや火事跡を這ふ大馬陸 塚本邦雄 甘露
 
火事跡の四五日経たり春の鴨 大峯あきら
 
蒼白な火事跡の靴下蝶発てり 赤尾兜子