区の検診で受けたマンモグラフィで
右胸がほぼ悪性と言われた私ですが、
MRIとエコー検査の結果、
どうやら左胸も怪しいということが分かりました。
両胸の乳がんって珍しいらしく、
遺伝性乳がんの疑いもあるそうです。
私は父の家系が、がん家系なので
なおさらみたい。
一瞬、遺伝性ならいいな、と思いました。
それなら、生まれつきの遺伝子のせいで
私は悪くない。
私はリラクゼーションサロンの
オーナーとして、健康にはそれなりの
意識を持って向き合ってきたつもりで、
そんな私ががんなんて、悔しいというか
情けないというか。
そんなことをポロッと口走った私に
夫は、遺伝性でも遺伝性でなくても
あっこは悪くないよ
と言ってくれました。
なんかありきたりな言葉なようだけど
救われたな〜。
けど、遺伝性ならいいな、なんて
いうのは大きな間違いでした。
遺伝性乳がんの中でよく知られている、
遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)というものは
BRCA1またはBRCA2 という遺伝子に
病的な変異がみられるそうです。
BRCA遺伝子というのは
細胞ががん化するのを抑える働きのある遺伝子。
なので、その働きが失われていて
がんになりやすいというわけです。
特に乳がんと卵巣がんにかかるリスクが
高く、その確率は乳がんで約70%!
卵巣がんは約40%とも言われているそう。
一般的な日本人で卵巣がんにかかる
確率は約1.6%らしいので、
かなり高いですよね。
なので、HBOCと診断されたら
乳房も卵巣も予防的に摘出することを
勧められることもあるんだとか。
ちょっと前にアンジェリーナ・ジョリーが
行ったアレです。
あの時は、がんになる前に取っちゃうなんて
と思いましたが、それは今では
普通の人にも選択肢の一つになっていて、
保険も適用されるそうです。
私も、左胸の腫瘍はまだ小さいから
部分切除でいけるかもしれないけど、
HBOCだったら全摘がいいと。
ただ、その遺伝子を調べる遺伝子検査って、
自分の問題だけでなく、家族や家系にも
影響を与えたり、運命をつきつけられる
感じがしたりするので、検査するかしないかは
結構ナイーブな問題みたいで、
主治医の先生には、一度持ち帰って
検討してくださいと言われました。
先生ならどうしますか?って聞いてみたら
私だったらやりますって。
私も、やりたいという気持ちの方が強い。
ただ、乳がんと診断されないと
遺伝子検査に保険が適用されないので
今すぐ検査は出来ないそう。
(保険が適用されても7万くらいかかる!)
それにしても、本当に現代の医学の
発展は目覚ましいですね。
得にがんの研究は日々すごい勢いで
進んでいるようです。
それを目の当たりにして、
恩恵を受けられることに本当に感謝!
つい数日前に、
このHBOCについて、知識の普及や
診療体制の整備に尽力され、
予防切除の保険適用の実現にも
貢献された、中村清吾さんという方が
亡くなられたというニュースを見ました。
心からご冥福をお祈りします。