この頃、テレビもろくに見ずにゲームに没頭していた為、芸能やスポーツニュース、流行の曲や物が全然分からなくなっていました。友人とも遊ばず、帰ったらすぐPC、スキル振りやGvGの作戦については知識豊富でもリアルではこの様です。
そんな状態に何となく「駄目だなぁ」とは感じていてもゲームの方が大切だったので、どうにかしようと行動も起こしませんでした。
ある日職場で、上司に用のあるクライアントを待たせる間の話相手にならなくてはいけませんでした。
だけど困った。本当に話題が思いつかない。
「そういえばこの前このニュースやってたけど…」と話題を振られても「あ、あー…」と曖昧な返事。
だってそんな事知りません。初耳です。
結局、話すことを全く思いつかないまま上司は帰ってきました。
後日、上司に言われました。
「お前なぁ疎すぎるぞ、異常だ」
『異常』という言葉に、初めて危機感を覚えました。
「友達との話題で出ないのか」
と笑いながら言われました。友達と最後に遊んだのはいつだっけなぁと、私は笑えませんでした。