この頃、テレビもろくに見ずにゲームに没頭していた為、芸能やスポーツニュース、流行の曲や物が全然分からなくなっていました。友人とも遊ばず、帰ったらすぐPC、スキル振りやGvGの作戦については知識豊富でもリアルではこの様です。

そんな状態に何となく「駄目だなぁ」とは感じていてもゲームの方が大切だったので、どうにかしようと行動も起こしませんでした。


ある日職場で、上司に用のあるクライアントを待たせる間の話相手にならなくてはいけませんでした。

だけど困った。本当に話題が思いつかない。


「そういえばこの前このニュースやってたけど…」と話題を振られても「あ、あー…」と曖昧な返事。

だってそんな事知りません。初耳です。

結局、話すことを全く思いつかないまま上司は帰ってきました。


後日、上司に言われました。

「お前なぁ疎すぎるぞ、異常だ」

『異常』という言葉に、初めて危機感を覚えました。


「友達との話題で出ないのか」

と笑いながら言われました。友達と最後に遊んだのはいつだっけなぁと、私は笑えませんでした。

オフをする前から、相方は何かと私の事を気にかけてくれましたが、オフ後は更に気にかけてくれるようになっていました。

…と、いうか、束縛と言っていいほどのものでした。


他の人とも今まで通り遊ぶ そういう約束で相方関係になったはずなのに、他の友人と遊んでいると度々Wisが飛んできました。

内容は、またそいつと遊んでいるのか、もっと自分を優先してほしい、そういったものでした。


私も仲のいい友人が相手をしてくれなくなったら寂しいし(相方とも十分遊んでいたのですが)そういう類のものだろうと完全に楽観視していました。

約束しただろう、あなたとも一杯遊んでるじゃないか、と十分説明をしてWisはやみました。



しかしその時遊んでいる友人にWisがくるようになりました。

相方は自分なのだから、取らないで と。


少し頭が痛くなりました。


友人には「不安にさせちゃだめだよw」と茶化され、「そういう相方関係じゃないんだけどなぁ」とぼやいていました。

後々の友人が言うには「あそこで気付けなかったのはおかしい」らしいですが、ゲームで恋愛という事を考えていない人間には考えが及ばないです。

勿論私の察しが悪すぎる点もあると思いますorz

考えるだけで恐ろしい事ですが、余裕で500時間はやってたんだろうと思います。

いや、その倍以上やってるかもしれない。

転生4キャラうち複数オーラ、他スロットを対人90台で埋めるには一体どれくらいかかったんでしょうか。

でも、繰り返し言いますが、BOTを使わなかった事については全く後悔していません。

規約に違反していると分かっているBOTを使ってまで(出稼ぎ・RMT目的は別件として)ゲームを続けたい人こそ、救いようがないと思います。

救いようがない程ハマってた私が言う事ではないですが…orz

でも持ちキャラをざっと見た人は「BOTerなんだろうな」と思っていたんでしょうね。正常な運営であったら違ったかもしれません。


仕事がある日は起きている時間の内

職場>PC前>>>>食卓>他

という感じでした。


仕事がない日は、ずっとPCに向かってネットやゲームばかりでした。


ネットゲームで得た物も、少ないですがあります。

だから全部が全部無駄だったとは思いませんが、もう少し趣味程度にとどまるプレイをできなかったんだろうか。

趣味程度にとどまるプレイなら、そもそも後悔するまでハマってもいませんけど。


ゲームをする時間の半分でも、他に回せなかったのかな。

時間が経つのはあっという間です。

散々心配させた親の為に、時間を使っていればよかった。

皆と広く遊ぶのが好きだった私が、そもそも何故相方を作ったか。
相方とよく狩りに行っていたのは事実ですが、同じくらい行っていた人もいます。


「よく狩りいくね」

「そうだね」

「もう相方って言ってもおかしくないねw」

「そうかもね」


こんな会話でした。適当に相槌打っていた私が悪いです。
次の日「○○の相方になった」と触れ回っていました。

別に相方を名乗られたから都合が悪いわけでもないし、とても大切な友人なのは確かです。

他の友人とも遊びにいくからと釘を刺し、承諾してくれたので止めはしませんでした。


>私は相方関係に恋愛感情といったものは抱いていませんでしたが、


こう書きましたが、相方は第一回ギルドオフ後から私に恋愛感情を抱いてくれていたらしく、

それが次々トラブルの原因になります。

長いギルドで、ギルドメンバー同士が軽口を言い合えるような雰囲気のギルドではよくやるかもしれません。

ギルドメンバーがリアルで集まって遊ぼうというギルドオフ。

楽しかった反面、これのおかげでリアルの友人関係は良好であると勘違いしていた節もあると思います。


私のギルドのオフでは20を過ぎた人で集まり、一緒に飲もうというものでした。

第一回は7,8人が集まり、マスター、相方、初期からの知り合い…と、特に私が仲の良かった人物が参加者でした。

確かROを始めて2年目くらいだったかな?少し、曖昧です。

まだまだギルドが小さかった頃でした。


オフには抵抗があったのですが、ここで参加しないとゲームで話題に取り残されるのだろうなと思い参加。

相方に強く誘われたのもありますね。


始めは緊張したものの、ゲームの話題等で段々打ち解け、楽しかったです。

相方は同性だと思っていたのに異性でした。私は「へえそうなんだ」と思った程度でした。


しかしどうしたものか、相方はここで私に恋愛感情を抱いたようなのです。

私は自分で自分が良いルックスだとは思いません。ほぼ、ゲーム内のフィルターごしに芽生えていた恋愛感情だと思います。

そんなに高速で惚れられるほど性格もよくはありませんよ…。

職に就いている正社員である―という事はまだ救いだったと思います。

暇のあるニート・フリーター、短期の派遣・契約だったら際限なくプレイしていたことでしょう。

夜更かしをしても仕事はきっちりやるという事を決めていた為、廃人プレイをしていても問題はないと思っていました。


しかし、仕事から帰る⇒RO⇒寝るという事の繰り返し。

勿論他の趣味に費やす時間はなくなりますし、流行にも疎くなった。友人の誘いも断ってばかりで、その内誘いも来なくなった。リアルでは、気付いたら職場以外で人と話す事がほぼなくなっていました。

それでもゲームを通じた友人とゲーム内やIRC、メッセンジャーでの会話はしていたから、別に変な事ではないと思っていました。

MMOにはまりすぎる危険、はまるきっかけ等は詳しく書いているサイトさん沢山があります。

リンクカテゴリにも一部ですが記載していますので、興味ある方は読んでおいて損はないと思います。

全力ではまっている頃の自分は完全に他人事として読んでいましたが…。


最初は転生キャラを実用レベルまで持っていくという目標、発展途中のギルドへの熱意等、色々な理由で本当にやりたくてROをやっていたと思います。

3年経った頃転生を全部高レベルまで持っていき、ギルドもサーバーの大手となり、やる事も特になかった。


しかしギルドマスターに頼られているサブマスター的位置の幹部である自分。

ギルドメンバーにも相談事を持ちかけられたり、狩りの誘いがひっきりなしにきたり、(恐らくそれなりには)頼りにされていたという自負。

狩りにおける相方と呼べる人間もおり、私は相方関係に恋愛感情といったものは抱いていませんでしたが、大切な人でした。

引退を止めてくれる友人、仲のいい友人、大切な相方、小さな規模から始めて大手となった大切なギルド、そしてマスター、それを考えるとやめるなんていう選択肢はありませんでした。


その内毎日何となくログインし、ギルドメンバーのキャラの育成を手伝ったり、ギルドの同盟関係やGvGの作戦を話し合い、雑談をしてログアウトするという状態になる。この文だけ見るとライトユーザーになったかのようですが、接続時間はやる事があった時期と同程度です。

自分の経験値を既に求めなくなっていて、ひたすらギルドの為の狩りを繰り返す。

「本当に頼りにしてる」「ありがとう」という言葉は度々かけられました。必要とされていると思うと、満足でした。ゲーム自体にはもう、飽きていたのに。


私を繋ぎ止める唯一にして絶対の存在が『ゲーム内での人間関係』でした。

Ragnarok Onlineで、私は恐らく廃人と言っていい人間だったと思います。

アカウントは3つに渡り、キャラは転生が4つ。その中にオーラキャラも複数いました。

他キャラもほぼ90台で、GvGで必要となれば即作成。


信じられないかもしれませんが、あのBOTが横行しているRagnarok Onlineで全部自力で…。

「馬鹿らしい」そう思うのが正常で、真実だと思います。

ですがBOTに手を染めてまでゲーム内での強さを求めなかった点は後悔していません。

そこまでかけた時間については後悔しきりですw




ブログのタイトルの由来

これだけ転生・対人キャラを所持していてギルドの活動にも積極的に参加し、育ちにくい対人を積極的に誘って狩りへ行ったりゲーム内では非常にアグレッシブでした。

そしてある程度古参でもあったので、ギルドの幹部(GvGにおける参謀や運営のサポート)をやっていました。

今からネトゲを始めようとしている人を止めるサイト(スレッド置場)

http://netgamestopper.hp.infoseek.co.jp/

悲惨な体験談を完全な他人事として見ていたあの頃…orz


ネット詐欺案内所

http://www.fraud.jp/

オンラインゲームでの被害も少し


BOTNEWS ~ボットニュース~

http://blog.livedoor.jp/botbokumetu/

有名なガンホー批判ブログ


BOTNEWS Light ~ボットニュース ライト~

http://blog.livedoor.jp/botnews/

BOTNEWSの移転先

オンラインゲーム業界の現実


Chaos-BOT情報局★R

http://chaosbot.exblog.jp/

ユーザーの立場に立ってのBOT駆除運動は心打たれるものがありました

ROでは有名なアサギル事件の被害者


仮想橋

http://www.kasoubashi.org/

仮想現実における運営の改善を求めるサイト

はじめまして、管理人のcork(コルク)と申します。

Ragnarok Onlineで4年間程廃人をやっていました。

ROではお馴染みの管理会社叩き…というわけではありません。

確かに癌の管理は酷かったし、私も癌が嫌いでした。それは事実として本文に出る事はありますが。


仮想現実にのめり込んだ3年間。惰性で続けた1年間。

抜け出せた記念に振り返ってみようと思ってブログを始めました。


ゲーム自体には飽きている。だけど惰性でやめられない…そんな廃人さんには多少共感していただけるかもしれません。

ネットゲームを全力で批判する気はありません。
ですがやりすぎ、のめり込みすぎには注意して下さい。


続けている友人に迷惑はかけられませんので、大多数に特定されるような事は書けません。ご了承下さい。