最近の私は気がつけば生活が“作ること”中心になっている。

革を触り始めると他のことが後回しになってしまう。

作らない時間のほうが落ち着かない自分がいます。


だから作業中に突然くる“オフ”は、やっぱりしんどい。

「ここから進めたい」という時ほど体が動かなくなって、気持ちがすっとしぼんでしまいます。

どうにもできないことが悔しくて、小さくイラッとする自分もいる。


けれど、ものづくりをしている時間だけは、私はちゃんと“私”でいられる。

そして、ほんの少しだけだけど、社会に馴染めている気がするんです。

外に出るのがしんどい日でも、人と話す自信がなくても、作っている時だけは世界とのつながりを感じられる。


Instagramに新作を投稿すると、お問い合わせをいただける。

その反応が本当に嬉しくて、「もう少し頑張りたい」「また作りたい」と思える。

その気持ちが、今の私を前に押してくれています。


だからこそ、もし作れなくなる日が来たら…と考えると怖くなる。

作ることは生活の軸で、心の支えでもあるから。

失うことを想像するだけで、不安が小さく積もっていきます。


薬の副作用に“のめり込みやすくなる”ことがあると聞いて、

今の自分に少し重なる部分もあるけれど、

それでもやっぱり、ものづくりは手放したくないです。


不安も、悔しい瞬間も、まだたくさんあるけど、

でも今日も、私はモノづくりをしています。

続けたいから。