フランク・コスティン設計のロータス初期を代表するスポーツレーサー"11 (Eleven)"は、優れた操縦性能と空力軽量ボディで、イギリスのマイナーレースでの勝利を皮切りに、ル・マン24時間レースなどの国際レースにおいても独壇場の強さを見せつけた。シリーズ中、最も優れたポテンシャルを発揮したのは、リヤドディオンアクスル、インボードディスクブレーキ、ヘッドフェアリングを備えた"Le Mans"スペック。写真の個体はフロントサスペンションがウィッシュボーン式に改良されたシリーズII仕様。ワイヤースポークからウォブリーウェブに変更されたのもこのシリーズIIから。1958年のレースヒストリーが確認されている。

1957 Lotus Eleven Series 2 Le Mans