買い物は楽しいですね

ストレスが溜まっている時に買い物や無駄使いをするとストレス発散になる方も多くいらっしゃいます


ハレとケが文化人類学や民俗学で良く取り上げられるように、日々のストレスで溜まった穢れ(気枯れ)をどこかで発散することは、生活の中で大事なリズムだと思います


貯めた物資=溜めたストレスを消費=蕩尽することで、バランスを取ること、農耕民族が大半だった日本人にとっては秋の収穫祭(秋祭り)が代表的な例(諸説あります)です

若い方にとっては、文化祭、運動会、修学旅行のルール逸脱、北九州あたりの成人式などもハレの場になっているのでしょう


働いている方、主婦の方にとっては中々フェスに参加したり、コンサートに行ったりする時間が取れない為、そのストレス発散が消費に向かう場合があります

衝動買いをしてしまう原因の一つですね

日々の生活はルーティンになりがちで知らず知らずにストレスが溜まり、どこかでそれを発散する機会がなければ精神的に追いつめられるリスクがあります

だから”蕩尽”することがバランスを取ってくれることも事実です

しかし、同時に江戸時代のように人間が与える影響が地球に対してまだまだ低い時代ではもうなくなっています

1600年の世界人口は一般的には5億6千万人と言われており、今の十分の一と言われています(ちなみに日本は1800万人と言われています)

今後の日本の人口は減少傾向にありますが、資源の消費量はまだまだ増加傾向にあります。

世界的には人口増加と資源の増加は今後も増加傾向にあり、地球はどんどん狭くなってきています


だからこそ、”蕩尽”に頼るストレス発散方法を少しだけでもコントロールしなければならないと思います

ただ、厳格に3R(reduce, reuse,recycle)を押し付けるのではなく、当たり前の行動になる為に無理せずに出来ることを目指しています