6月30日、ニャガタレ郡で2週間の道直し訓練を終える修了式を行っていました。

今回も、水たまりのできた道、雨季になると人々はズボンをまくって裸足になって水の中を歩かないといけなくなるという道を直しました。

 

さて、今回は道直し訓練に参加した3人の参加者と、訓練のアシスタントの紹介です。

 

まず初めにアレンさん

ニャガタレ郡はウガンダと国境を接しており、書類なくウガンダとルワンダを行き来する若者(犯罪に巻き込まれることを予防するため)を対象とした雇用プログラムとして労働集約型未舗装道路整備事業を行っています。アレンさんは地区事務所から選出されたそのプログラムの現場リーダーです。それまで道直しに携わることがなかったので、他の90人の選出されたリーダーたちとともに1日の道路計測研修があったそうです。今回はもっと本格的な道直し訓練だったので、道直し事業のリーダーとしてとても勉強になったととても喜んでくれました。

 

また、ルワンダでは生活保護受給者を対象とした公共事業プログラムの道直し事業もあります。雇用プログラムの対象となる方たちの選挙で毎年選ばれる代表者の方もほかの参加者の方たちと一緒に参加しました。この方は片腕での作業となりましたが、積極的にショベルを使って土を袋に詰めていました。ダマセンさんは3年連続で500人にも上る参加者の皆さんの代表に選出されているとのことでした。

そしてそのプログラムで道直しの現場監督を務めるのは郡政府に非正規雇用されている若者たちです。高校の土木科を卒業した若者が優先されますが、地元にそういった人材が足りないときは商業高校卒業の若者も多く採用されています。ニャガタレ郡では8名いて、全員が問う訓練に参加しています。それまで、無職だった若者がCOREの道直し訓練に2週間参加し、得た知識を使って郡政府のこの職種の試験に合格し、現場監督となった例も多くあります。

今回のニャガタレ郡での訓練にも、現場監督の若者が参加しました。

左ダマセンさん(代表者選出3年目)、右現場監督のオリバーさん(現場監督歴4年)

 

COREルワンダの道直し訓練にはこれまでの訓練卒業生の中から選出して、道直し訓練のアシスタントとして別の郡で活躍してもらいます。今回お手伝いいただいたのは昨年ムサンゼの訓練でリーダーを務めたフロレッテさん。

 

 

別の現場で初めて会う参加者の皆さんに指導をしながら道直しにかかわることができて、道直しの知識と経験が深まった、タスクマネジメント、グループワークなど、昨年の経験を生かすことができた、と喜んでもらえました。

 

 

以上、今回は訓練に参加する皆さんを特集しました!