こんにちは!
私たちは授業の一環で、ある特例子会社に見学させていただきました。
☆特例子会社とは・・・
特例子会社(とくれいこがいしゃ)とは、日本法上の概念で、障害者の雇用に特別な配慮をし、障害者の雇用の促進等に関する法律第44条の規定により、一定の要件を満たした上で厚生労働大臣の認可を受けて、障害者雇用率の算定において親会社の一事業所と見なされる子会社である。
完全子会社の場合が多いが、地元自治体の出資を入れる第三セクターの形を採るものもある。
(Wikipediaより)
私たちが見学させていただいた特例子会社では、
聴覚、視覚、肢体、内部、知的障がいの方が働いています。
業務内容は、総務、事務業務を受託し、運営をしてます。
具体的には、
・社員の給与、退職金計算事務
・社員の福利厚生に関する事務
・スケジュール作成業務
・顧客管理業務
などを行っています。
部署は3つあり、そのうちの2つを見学させていただきました。
1つ目では、社内MAIL用封筒の修理、廃棄種類のシュレッダーかけなど、
2つ目では、事務作業を行っており、聴覚障がいの方が行っていました。
この日は、大切な書類の仕分け作業や社員の事務作業をしていました。
大切な書類の仕分けは、知的障がいの方が主にしており、この日は特別支援学校の生徒さんの実習生も一緒に行っていました。
読者の方が思い浮かべる”障がい者雇用”というのは、低賃金かつ従業員の怠慢などが原因であまり良いものではないでしょう。
今回、私たちが訪問させていただいた場所はそのイメージとはかけ離れたものでした。
障がい者を一人の従業員として会社全体で認め、特別扱いをしないということ。
今までは「障がい者=支えられる対象」というのが私たちの考えのどこかにありました。
しかしあくまで営利団体であり、採用も実力、能力主義であり役職や階級も健常者と同一線からのスタートとなります。
障がい者を社会へ参加させるために「障がい」という特徴を無視し一般的に好まれる風に他者が作り上げるのではなく、「障がい」という特徴を受け止め、社会の一員として認めていくことが、当たり前ではありますが、社会参加への第一歩なのだと思います。
普段の福祉の授業で凝り固まっていた私の中の障害者雇用の認識を改まった見学となりました。
