4月に会社を辞めた.

子供二人妻一人.

父親として支えるべき家族がいる.

 

いや,そんな大それた立場でもないかw

 

でも,

そういう気持ちというか,そういう世間体みたいなものがあって,

自分の心を押し殺して仕事をしている人も多いだろう.

 

私はやめた.

そこまで自分を押し殺せないそう思った.

 

そもそも,

しんどい状況を是として仕事はしたくない.

そんな気持ちが初めて強くなったのが,

37歳の春のことだった.

 

妻からは,家をどうするのかといったことをやんわり言われた.

強くは言わないタイプの女性だ.

あの時あなたはこういうことを言ったという記憶だけはとても強く,

将来必ずあなたはあの時私がこう思っていたのに,こういう行動をしたと言われるのだろう

 

知ったことではないかもしれない.将来のことは考えても仕方ない.

 

妻には,俺の実績を見てほしい.

家計を共にしてお金が尽きたことはあるのか?貯蓄を怠ったことはあるのか?

一般的なイメージで会社を辞めることを捉えないでほしいと.

現状の経済的状況を考えて将来を考えてほしい.

そんな思いから,

現状の状況を妻に伝えたのが4ヶ月くらい前だ.

 

親が会社を辞める.

子供達はどう思っただろうか.

 

辞めてから考えるべきは,

自分が利用している社会インフラのことだ.

会社に所属していることで,

健康保険,年金,子供の保育園,学童を何の気なしに利用することができる.

 

離職してみると,

この4要素の置かれる状況が変わっていく.

 

正直こういうのは事務的なことは苦手だと思っていたが,,

まずはチャットGPTでどうなるか確認.

それが事実なのかを確かめる意味で,

役所に確認.

 

これをやれば,

割と簡単に全てのことが綺麗に収まった.

 

失業保険も貰えるので,

失業保険の手続きもチャットGPT似たより,

わからないところは,ハローワークに確認.

 

この段取りでなんとでもなった.

 

退職金の手続きみたいなものもあった.

これは,申請書をささっとやり,無事に一年くらい何もしなくても生きていけるお金をゲットした.

 

 

15年近く勤めた会社を辞めた.

勇気がいるというよりは,そういうタイミングでタイミングで自然と辞めることが出来た.

 

送別会などは,特に会社側も主催することなく,帰り際に皆から送られたくらいだ.

先輩たちも冷たいもので,特に言葉をかけられることもなく,後輩たちも同じような感じだ.

 

これは正解だった.

そもそも,私は,誰とでも仲良くできるタイプではないのだ.

特に,ポジション取りに必死で,会社にしがみ付いているような人間がとても苦手だった.

 

そういうふうに感じた人間とは15年間,近づかなかったし,近づけなかった.

 

でも,

社外の事業を共に進めた人間たちからは手厚い送別を行ってもらった.

 

会社の人間というよりは,

この人間がいる会社として,私と付き合ってくれていたようだ.

とても光栄なことだった.

 

仕事を食うためでなく,

事業として,思想として,展開してきたものとしてとても嬉しかった.

 

最近,水木しげるさんの本を読んだ.

ラバウルの現地民は,三時間くらい畑仕事をして,1日の仕事は終わり.

そのあとはゆったり楽しそうに過ごしている.

一方で,日本では,あくせく何時間も働いているのに,楽しそうではない.

そんなことを書いてあった.

 

15年間会社員として,働いてきた.

自分はあくせくガムシャラに,俺はこういう人間でこの思想を広めるんだ!という人間を演じてきたが,

水木さんの話を聞くと自分が滑稽に思える.

 

何を自分が得られれば,心地良いか.

そこにもっと視点を向けて生きていく.

意識して心地よさを求める.

意識しないと心地よさを得られないなんて情けないけど,

これだけ高度化された社会においては,やむおえない.

 

会社を辞めたが,

保育園,学童のこともあって,3ヶ月以内に就職しないと,

保育園や学童を今のように使用できなくなるとのこと

 

8月から仕事を再開している.

給与も悪くない.

 

今の会社も前職で培った人脈からのスカウトだ.

 

思想を広める上では,この上なく資本のある会社だと思って,入社したわけだ.

前職に比べたら,かなり大きな組織だ.

皆学歴が高く賢そうな喋り方をする.

 

でも,

その組織に埋没しており,あなたは何者なんだと言われた時に,会社名を伝えないと友達ができなさそうな人間に見える人ばかりだ.

 

組織に埋没してしまえば楽だろうが,

今の私にはできない.

この組織体を利用して,次の世代のために善行を積みたい.

金がある会社が金を使い,短期的なその会社の利益に走るのではなく社会のために邁進することが現代日本に必要なことだ.

いや現代社会に必要なことだ.

日本ではなく,世界に,地球に必要な思想は,次世代のことを想像して,労働に励むことが必要だ.