これのさん5












会社から帰ると、まあ大抵ゴハンは出来ていないので、真っ先にパソコンに向かうのが習慣となってしまった。

そんなときのカッコがコレ。


とりあえず家にいるときは四六時中はんてんを着ている。

僕は寒がりなのだ。

だるいのに、だんだん仕事が増えてきた。

増えるといっても主に雑用ばかりだけど。


僕は企画なので、企画としていろいろアイデアを持っており、それを実現化させていきたいのだが、何せ今は年度末。

周りはほぼパンク状態。

暇そうに企画を練ってないで、ちよっと手伝えよ的に仕事が増えている。


まだ残業するには至ってないが、勤務時間中ぼけっとする時間は確実に減った。

このままでは危険だから気をつけろと嫁に諭されたが、仕事というのは依頼されたら断りづらい。

そう思うことがいけないのかもしれないけど。


ところで今日、会社にヘッドハンティングのメールが届いた。

全文英語で、ふざけんなって感じだったけど、読んでみると、なんでもAppleが僕のような人材を必要としているらしい。

へー、Appleが僕を? いいねー。




なんて思うかい!

胡散臭いことこの上なし。

そもそも、僕の会社のメアド、どこで知ったんだよ。

個人情報保護法違反で訴えるぞ!(笑)

・・・だるい。

お昼くらいからずっとだるい。


仕事はそれなりにこなしたが、いつまでも疲労感が体にまとわりついて離れない。


5時ごろデパスを投下。


ぼーっとした分だけ多少楽になったが、だるさは変わらず。


僕の好調は2週間で終わるらしい。

いや、きっと明日目が覚めたらすっきりしているはずだ。

そう思いつつ、布団に入ります。

頼むよエゾウコギ!!



・・・と思っていたのだが、まだご飯が出来ていない。

いまから餃子を作るんだとか。

しかも皮から。

嫁よ、もう少しなんとかならんかいな。

僕には過去、インターネットでかなり苦い経験がある。

ブロードバンドは存在せず、もちろんブログなんて単語すらなかった時代だ。


僕は自分のホームページを開設し、そこに掲示板やチャットを設置した。

さらに、今であればブログと呼ばれるであろう、日記を公開していた。


当時、僕はうつ病でもなんでもない、ただのバカ大学生だったので、当然日記の内容もバカげていた。

不特定多数を面白がらせようと、自分の身の回りのことを適当に書いていた。


ある日を境に、いつもなら1日30アクセスくらいしかなかったカウンターが、急に100を超えるようになった。

僕はこれを、なんの疑いも無くただ喜んでいた。

さらに日が経つと、さらに様相が変わってきた。

掲示板に変な書き込みが増えてきたのである。


僕は変に真面目で不器用な性格なので、掲示板でもチャットでも、基本はマジレスだった。

ネチケットに反しないよう常々心がけ、なにか相談や質問があれば、すごく真摯に回答した。

それが裏目に出た。


掲示板には、おかしな恋愛相談や、妙な応援の書き込みが増えてきた。

しかもやけに女性が多い。

僕は何かおかしいと感じつつも、それに対して、真面目にレスを返していった。


しばらくして、僕のICQ(今で言うスカイプみたいなソフト)に、知らない人からメッセージが届いた。

メッセージと言っても、ただ、URLが書かれていただけだが。


まだスパイウェアなんてなかった時代だ。(せいぜいあってもブラクラぐらい)

僕はなんだろうと思ってそのURLにアクセスした。

そこはなんと、僕のホームページを見て面白おかしく盛り上がっている掲示板だった。

日記を見て、あらぬ方向に解釈し、みんなで僕のことを笑いものにしていたのである。

それだけならまだ良かった。

ただ無視すればいいだけの話だった。

だが、掲示板には僕の個人情報がさらされた挙句、僕の親友のすごくプライベートな問題まで掲載されてしまっていたのだ。


ここまで知っている人間は、僕の知り合いであることは間違いない。

主犯格が判るのにさほど時間はかからなかった。


主犯格は、なんと高校時代の同級生で、住んでいる町も一緒だった。

僕は彼に、確かにホームページのアドレスを教えていた。


彼は、僕のもう一人の同級生を介して、僕が親友から深刻な相談を持ちかけられ、それに対してかなり真剣に対応していたことを知った。

それがきっかけだったのだろう。

数年前に教えられた僕のホームページにふとアクセスしてみたのだ。


最初はほんの悪ふざけ程度だったのかもしれない。

それがネットというヴァーチャルな世界で盛り上がっていくうちに、徐々にエスカレートしていって、ついには個人情報まで掲載するに至り、仲間の中で良心の呵責に耐えられなくなった誰かが、僕に密告した、と言うわけだ。


最終的には、知り合いを通じて、彼にホームページを閉鎖させ、インターネットを引退させるということになった。


ただ、彼はそれでおしまいであり、謝罪もなにも無かった。(謝罪も何も、あったら多分僕はそいつを殴ってしまうので、会いたくないのだが)

でも、僕はこれで終わりには出来なった。

親友の個人情報もさらされたのである。

僕はどうお詫びしていいのか判らなかった。

一生懸命謝罪し、親友も気にしなくていいと言ってはくれたが、その親友とはそれ以降、交流が途絶えてしまった。

僕が、なんとなく会わせる顔がなくなってしまったのである。


このあと、僕は自分のホームページも閉じた。

OFF会も出なくなったし、チャットもやめてしまった。


それから10年間、僕は一切ホームページには手を出さなかった。

mixiも友人のすすめで会員にはなったが、日記はほとんど書かなかった。


なのに、どういうわけかアメブロを始めた。

うつ病であるにも関わらず。


自分でもこの心境の変化はよくわからないのだが、うつ病がひとつのターニングポイントになっているんだと思う。


だが、10年前とは違う点がいくつかある。

まず、知り合いでこのブログの存在を知っている人はほとんどいない。

すごく信頼のおける人、5人にだけ教えている。

それと、自分の個人情報の管理に相当気を使っている。

身元がばれないよう、仕事のことなんかも相当限定して書いている。


でも、マジレスなのは昔と同じだ。

コメントやプチメに真面目なことが書かれていれば、僕はきちんと回答する。

それが礼儀だと、デフォルトで思っているのだから仕方がない。


今はブログを楽しいと思っているので、精神衛生上リハビリにもなるだろうし、当面は続けていくつもりだ。

だが、もし僕の個人情報がさらされたり、炎上があったりしたらすぐに閉鎖するつもりでいる。

僕のブログの方針は、こんな感じなのだ。