もう真正面から言える。

今日から始まった大衆薬の販売規制に関する法律は、悪法である。


よくよく調べてみると、どうも最初は規制緩和のつもりで作っていた法律が、各方面からの圧力で、規制強化になってしまったような印象を受ける。

お役人さまは仕事なんぞ右から左だから、言われるがまま、あとは野となれ山となれ、という感じなんでしょうか。

それとも既得権益者の保護ですか?


ヤフーや楽天は当然のように猛反発しているし、ケンコーコムに至っては訴訟に踏み切っている。

そりゃそうだ。

ケンコーコムにとっては今回の省令は会社を潰しかねない。

会社が潰れれば従業員は路頭に迷うし、上場しているから、株主だってたまったもんじゃない。


しかし、今日になってびっくりしたのは、この法律がネット販売だけの問題ではなかったと言うことだ。


医薬品の中でも『第1類』に分類されているものは、薬剤師がいない薬局では販売できない。

ここで言う『いない』は、薬剤師の勤務時間外のことである。


つまり、夜8時ごろ薬局に行って、『第1類』の医薬品を買おうとしてもや薬剤師が帰宅しちゃってたら買えないのだ。

店は開いているのに。


今日、駅前の薬局に行ってみたら、『第1類』が全部施錠されたアクリルケースに保管されていて、

『ただいまの時間は薬剤師不在の為、販売できません』

と書かれていた。

そんなバカな・・・。


ちなみに『第1類』には、僕の愛用しているエスタックイブファインも含まれている。

ビタミン剤かと思っていたパニオンコーワもそうだ。

今後はこれらを買うときは、いちいち薬剤師の説明を聞かなきゃならんのかね・・・。


面倒なことこの上なし。


ちなみにエゾウコギは『食品』なので、問題なく楽天で買える。

コレだけが唯一の救いかも。


とりあえず、ケンコーコムが勝訴するなり、政権交代するなり、なんでもいいからこの省令を撤回してもらいたいものである。