冷静に周囲を見回す

過去に…?未来に…?私は立っていた



夜にも思える昼間にも思える不思議な空間街の風景はあまりにも不自然だ

私は自分の服装に違和感を覚えて改めて見た

右の人も左の人も同じ服装だ 制服とも

違う何とも表現できない ただ 理解できたのは着心地の悪さは最悪そして悲しい色



 何処かで見た様な気もする

男女・年齢問わず 同色で同じデザイン

そんなコトに 戸惑っている時 私の横を

風の様に ひとりの女性がすり抜けた 

彼女は目に痛い位の真紅のドレスを纏い 裾を翻しながら翔ぶように移動していた

まるで階級で服装が決められている様に感じた

それよりも 私は何故?ここに居るのだろう?そして彼は何処に…

私は昨夜 今までに感じたコトのない 頭痛に悩まされて眠れなかった

何度も痛みに起こされた勿論 彼は横で眠りについていた

これは悪夢に違いない私は当然の様に古びた建物の中に入り 沢山置かれた 丸いテーブルのひとつに腰を下ろした意を決して 隣のテーブルで ひとり“塩むすび”を食べている男性に声をかけた


『あの~ 彼を見ませんでしたか?』


どうやら 男性は彼と同じ現場で働いている人らしい


『あぁ~ 彼はCグループの女の子と何処かへ消えたよ』と笑みを浮かべた


その笑みがとっても不気味だった

私はその話を聞いて持っているのが当然の様な 薄汚れた手さげ袋に 1度出したペットボトルと“塩むすび”をしまった



『あっ‼️』私は思い出した

どんな仕事かは わからないが私達はグループ分けされて区切られた空間に拘束されている

昼の1時間だけが自由『これは悪夢』なんだと再認識するも夢と思われる時空を現実と捉えているそれも極自然に…

頭痛は酷くなる けれどいつもある筈の鎮痛剤がない❗️薄汚れた手さげ袋の中には ペットボトルと紙に包まれた“塩むすび”がひとつ 他には何もない勿論…スマホもない


夢だと理解するも私は彼が居る筈のBグループの建屋に急いだ

私はAグループだったAグループだけが

B・Cグループと離れた場所に建屋があった


だから昼休みに休憩室と思われる 薄汚れたテーブルと椅子だけがある場所で彼と昼食をとるのが1日の楽しみだった


私と彼は夫婦なのだ!


昼食と言っても朝に渡される ペットボトルに入れられた水(何度も使い回されたペットボトル)と これもまた薄汚れた紙に包まれた“塩むすび”が1つ『彼の好きな海苔を巻いてあげたい』いつも思っていた気がする

毎日毎日 同じ…

それは私達だけではなく 周りの人々全員同じであった



私はやっとBグループの建屋の近くまで来た 


遠くからだけど 見てしまった


 彼は若い女性とハグしていた

女性はその後Cグループの建屋に入って行った彼は私に気づかない


これからAグループに戻っても遅刻だ‼️

辛い罰が待っている 私は戻る気はなかった

行くあてもなく歩く頭痛は治まらない歩いていると黒い靄が円を描いて浮いていた恐々手を入れてみた

すると大きな力で引っ張られた

意識が薄れる


気がついた時 私は暖かな布団の中にいた


『夢?夢だよね❗️』


どちらが夢なんだ!


頭痛は治らない隣では彼が寝息をたてている



…これは 現実…あれは夢…

ふたつの世界      …今と未来…


あの夢の世界が夢だとどうして云えるのか?


私の枕元にあの薄汚れた手さげ袋が当然の様にあったのだから…


あれは 日本の未来


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