今日、祖母からもらった市松人形を地元の神社に納めに行きました。

 

ずっと我が家に飾っていた人形ですが、

ガラスケースが古びてきたので外し、

そうしたら、埃だらけになってしまって、

どうすればいいのかわからずに、ずっとタンスの上にありました。

 

 

大好きだったおばあちゃんからもらった人形を捨てるのになんだか悪いような気がしたし、

無下に扱うと怖いし、

でも、もう埃をいっぱい吸っているし、

どうしよう、どうしようってここ何年もずっと頭の片隅にありました。

 

 

 

それが今朝、急に

「神社に納めに行こう。お焚き上げをしてもらおう。」

と思い立ったんですね。

 

おばあちゃんはこの人形を手放したって悲しんだりしない。

私のことをそんなことで嫌いになったりしない。

いつもそばに感じるし、愛情はかわらない。

 

人形という形がなくなるけど、何も変わらないんだ、と急にわかったんです。

 

 

納めた後はちょっぴり涙が出そうになったけど、すっきりしました。

 

 

この時をきっと待ってくれていたんだと思うんです。

 

 

いつか、自分から

もう必要ない

と心から思えるまで。

 

 

 

何かに執着して、手放したいけど手放せないことってあると思うんですよね、誰でも。

 

その時はきっと来るし、突然来るかもしれないし、

納得がいく形で、

ありがとうと感謝できる形で、

さよならができる日が来ます。

 

 

手放せないでいるものがあってもいいんです。

 

自分でなんとかしなくても、

委ねていたら、

うまくいきます。

 

自分で無理して決めなくても大丈夫ですからね。

 

その時が来たら、

ありがとうって感謝してさよならを言えますから。

 

納得いくまで執着してもOKなんですね。