今でこそ
「あんた、自分ナメてんの」
と強気な私ですが、まあいろいろあったのよん。
興味ある人みてって~
長男が生まれた。
よく泣く子だった。
このまま枕で押さえつけたら静かになるだろうか・・・
そんな殺意が芽生えたこともある。
育児書を読み漁って、知識は完ぺきだった。
だから私の子育ては完ぺきだったの。
仕事も家事も子育てもパーフェクトにできるスーパーお母さんになろうと決めたから。
ふと参加した、子育てセミナーの先生に
「子育てに自信のある、という人が一番危ない」
「あんたんとこ大丈夫?」
と言われて、一気に不安を煽られた。
それから、その人の心理の話に夢中になればなるほどに、
自信をつけたり、不安を煽られたり、落ちたり上がったりを繰り返したの。
「今までやってきたことを子供に謝り」
と言われて、
「今までごめんね。」
と泣きながら子供に謝って。
子どもはキョトンとしていたっけ。
「もっと子どもの話を聞いたらなあかん」
と言われて、やさしいふりをして話を傾聴して、できなくて突然キレたりして、情緒不安定なお母さんのいっちょ出来上がり。
どんどん自信を無くしていって
「私はだめだ」
「ひどい母親だ」
「もう自信ない」
ってね、すっかり煽られて、カモられて、依存状態になった。
ダンナは絶対おかしい!って何度も私に言ったけど、ダンナの言葉よりその人の言うことを信じちゃった。
こわーい。
ヒトってこんな簡単に依存するんだよ。
これって、この人が悪いとかヒドイとかじゃないの。
この人が本当に信じてたことだったし。
私が勝手に煽られて、カモられて、依存した話。
私が自分の心の声を全然無視して、育児書だけで子育てして、自分の心も子どもの心も感じようとしなかったから。
で、どうなったかというと、
あまりの自信のなさに自分が自分でなくなっていって、
涙が止まらなくて、息ができなくなって、強制終了。チーン
たぶん、ここで初めて自分の心の声に従ったんだわ。
もう無理っていう。
心で感じるってやったことないと本当にどうしたらいいのかわからないもん。
こういう強制終了までいかないと私の外側に向いた目は覚めなかったのかも。
目が覚めた私が見た世界は
ずっと変わらずに笑っていた子どもたちの笑顔だった。
ずっと笑って
ずっとお母さんが大好きだよって言ってくれる、
変わらない愛がそこにある世界だった。
へつづく~