株式会社Core-Growの一人社長、船引です。

 

本当に久しぶりのブログになりましたが

相変わらずじっくりとブログに向き合う時間を確保できずもどかしいです。

(時間はつくるもの。言い訳はこのへんでオシマイにします)

 

さて、子ども食堂の活動が全国的に広がっていて

一時期は「こども食堂」なのか「多世代食堂」なのか、

といった対象が曖昧なままに広義で「こども食堂」と名乗ることに

賛否両論ありましたが、なんとなくようやく落ち着いてきた感じがします。

 

コロナ禍で子ども食堂を開催できず

今でも食材を配ったりパントリー形式で配布したり

あるいはお弁当を配布したり、趣向を凝らした活動がすすめられています。

 

社会的認知が高まったこともあって

こども食堂やフードパントリーへも企業の理解を得られるようになり

食材の提供元が増えてきた感じがします。

社会的には良い傾向だと思います。

 

が、一方では高級食材が提供されてフードパントリーを通して

様々な家庭へ提供されている事例もあるのですが、

フードパントリーの利用者や子ども食堂の利用者を

生活保護受給世帯など対象を絞り込んで食材を配布していて

何となく違和感を感じているのです。

 

私の家でも高級食材はめったにお目にかかれませんし、

一般的に高級とされる食材は祝い事の時くらいでしょうか。

 

生活保護を受けているとか、受けていないとか、

そういった振るい分けをせずとも高級食材は高級食材であり、

日常的な食事の支援をするための材料としては

高級食材はちょっと場違いなのではないかな、と思うのです。

 

クリスマスの時期にチキンやクリスマスケーキ、

お正月には御節やお餅、

2月9日の肉の日(毎月29日も肉の日となっていますが・・・)など、

ちょっとしたイベントや特別な日に高級食材ではなくても

その日にちなんだ食材が提供されるのであればいいな、と思うのです。

 

度が過ぎると、恵方巻問題に近づいてしまう気もしますが。

 

世帯の所得に限らず、日常的に口にする食材が安定的に配布されることが

本来の食の支援だという思いがあることから、高級食材(ごく稀に出ます)を

パントリーや子ども食堂で提供することには、やはり違和感あります。

 

子どもの居場所であったり、孤食を無くすための取り組みとして

こども食堂が発展的に活動をしていくことに対しては

これからも積極的に応援していきたいと思いますが

高級食材を扱うようになってしまうと、

こども食堂の「食事の高級化」が差別化を図る手段となってしまい、

本来の子ども食堂としての在り方や存在意義から

逸れてしまうのではないか、と懸念しています。

 

そんな私の小さな懸念なんてどこ吹く風か。

地道にコツコツと孤食を無くすための取り組みが

長く続いていくことを願ってやみません。

 

ちょっと誤解を招く記述内容かもしれませんが、

こども食堂の取り組みとして食材を配布したり食糧を配布する取り組みに対し

決して否定しているわけではありませんので、ご理解いただければ幸いです。

頑張り過ぎると本来の趣旨や本質から逸れてしまうのではないか、と

ただ心配になっただけのことです。

 

これからも引き続き、子ども食堂を応援していきたいと思います^^