もう8年 まだ8年です。

 

震災が起こった年、親戚一同東北に暮らしている私は

思いつくままスーパーで日用品を買って

現地にいく人に託したりしていました。

 

 

 

2011年のゴールデンウィーク明けくらいだったでしょうか。

親戚の家を訪れた際、

被害の大きかった地域で家、家財をすべて流されてしまった従妹の友人を

訪ねました。

 

何が必要なのか暗中模索の中、基礎化粧品かなあとか

にぎりしめて、いきました。

 

そこで彼女とご家族が笑顔で迎い入れてくれました。

 

 

ストレスで体に発疹などの反応がありつつ、

おっとりして、変わらぬ笑顔の彼女がしてくれたこと。

 

 

おもむろに

「全部流されてしまって、、、そしたら昨日ちょうど、お茶の先生から

お茶と道具をいただいたの。 

ありものなんだけど、お茶立てるからどうぞ飲んで言って!」

 

 

そうして、様々な形のご飯茶碗を机に出して

精神を集中して、お茶を立て、勧めてくれました。

 

 

そのお茶の、美味しかったこと・・・・。

お茶の翠が目にしみました。

 

沢山できなくなったこと、失くしたものを抱えつつ

突然訪れた私たちを、笑顔でもてなしてくれたこと。

 

 

お茶の心得もない私ですが、

あの時のお茶はずっと心に残っています。

 

茶道というと、真っ先に彼女の笑顔と、そして

「こんな器で失礼・・」

といいつつ、出してくれたご飯茶碗たちを思い出すのでした。

 

 

 

また貴方に逢いたい。

 

 

多くの人の心の復興を願いつつ。

 

 

                       3.11