私はまだ、子育てをして12年にも満たない。


けれど、ここに来て最近思うことがある。


子育てに関する色々な育児書の書いてあることは、ほぼほぼあてにはならんということだ。









なんだか、ありがちな事を書いて、まだまだ分からないことばかりの親に、必要以上に不安を与えて、未来の我が子が、さもこうすることで、必ず悪い人生に繋がるかのような書き方をして、エビデンスもなにもないやり方を、どや顔で 書いている。








さして、裸の王様のようだとすら思う。










誰だって、子供が産まれれば、幸せな人生を歩んで欲しいと思う。



しかも、右も左も分からないはじめての子育て、小さいうちにこれをしたら、頭が良くなる、

運動神経の発達にはこれが良い、

声掛けはこうしたら良い、

何歳までにこれをすると、優秀な子に、



逆に、この食べ物のせいで、発達が遅れてしまう、

この育て方のせいで、大人になったときに、こういう大人になる。




断言までして、あらゆるやり方の情報が溢れている。



でも、そういう情報って、ダイエットの流行りと同じで、浮かんでは消えていく。




新生児の育児だって、数年でやり方がどんどん変わっていくのに。



今まで良しとされていたものが、実はダメだった事なんかも沢山だ。




そして、小さいときに、これをすると優秀な大人にってことを実践した子供たちが、その後どのくらいの確率でどのような効果を出しているか、そんなものは存在しないんだよ。






優秀に育った子供の親が、こういう育児を心がけました!といっても、その影にはさ、特に平凡に育った子供たちが溢れてるんだよ。たまたま、その子がもともと優秀だったのかもしれないとも思う。



現実なんて、そうなんだ。





けど、小さいうちは何者にもなれる可能性を与えられるのは親なんじゃないか、そんな風に思って、やってあげたくなる気持ちに、沢山の商売が溢れ出してる。






小さいとき程効果が高いかのように良く言われるけれど、実際生きている人生のうちのほんの僅かな時間なんだよね、当たり前なんだけど。

やらないよりはやった方が良い、程度なんじゃないか?と、性格悪い私は思うのだよ。







その後の生き方の方が、何倍もの経験なんだよね、ただ、親が関わってあげられる時間て思うと、その時期だけなのかもしれない。




親の手を離れ、学校を卒業し、社会に出たら、もう一人の人間、自分で考えて、責任をもって生きていくしかない。





とりあえず、なんかこう育ってほしいとか思ったって、自分じゃないからさ、






でも、底抜けにポジティブな人は、とりあえず人生楽しそうだと思うから、そういう考え方が出来る人にならないかな、なんて思う。





まあ、こう思うのも勝手な話でさ、一人の人間なんだから、れんらしく生きていくだけなんだよね。





ただ、人生のなかで良い出会いに恵まれて生きていて欲しいと、それだけは願っている。





て、何を思ったかといえば、親の育て方だけで発達障害になったり、病気になったり、小さい時にあれをしなかったから等と悩む必要って、あるんだろうかと思ったわけで。


まして、それを他人がとやかく言って、全てを親のせいといって非難したり責め立てたりするのは違うよな、と思う。




でも、よくよく自分の眼で世の中見てみれば、そういうのを責めるのは、同じように親になった人達であることが多い。





一人一人、全然違う人なんだと分からない人が多いのか?とも思うし、自分の子だけを見て、その育て方、育ち方だけでは、何も分からない、分からないことの方が多い、そして、他人の子育てがどうかなんて、本当の中身は見えないんだから。




自分の子が、なにもしなくて育ったから、子供なんて、気づいたら大きくなってる、とは言えない。そうでない子もいるから。




自分の子が、こうしたら良かったよ、で救われる人も居るけど、全てじゃない。



こうしたら良かったよ、こうした方が良いよ、こうしなさい、こうしないのはおかしいみたいな、そんな風に思考が変わっていくのだとしたら、それはどこかで立ち止まって考えてみないとだな、となんか思う。




それは、親のせいばかりではないってことが、世の中には結構あるもんだと思う。




結局は、一人の大人になったときの、


その人



なのだと思うのです。