こんにちは。

現在小学校一年生の息子れんの過去の記録を書いています。
発達障害グレーで、普通学級に通っています。



幼稚園で、マーチング問題にあたり、園長とも話をして、れんも練習を参加できた日もあり、これならばやれると思います、と言ってもらえました。


本番出れるかも、そういう思いと共に、私達も頑張ってみようと思いました。



れん君には、今までしなかった時間は、長かったけれどもやるために必要な時間だったのかもですね、そう言われて、


少し希望も持てました。





その日から、お迎えのあと、れんに、今日練習どうだった??



と、毎日つい聞いていたと思います。
聞くと、
今日は、やれたよとか、
  頑張れたとか、
   ほめてもらえたとか、

全部は出来てなくても、少しずつやれるようにはなってきたかな?と思っていたんです。






けれど、一週間後、担任の先生に、月曜日のあとから、また、あんまり参加しなくなってきてしまって…と言う報告を受けました。

やれたよ、とか、れんの言葉をそれなりに信じていた私としては、かなりショックが大きかったです。


ウソだったのか、れんの中ではやれていたのかもしれません。

やりたい部分だけを参加していたり、と言うことをやれたよ、と言っていたのかも。




練習参観の日になりました。


先生が、今年は胃腸炎がはやり、休みの子が多かったため、いつもの年より練習が遅れていますが、頑張っています。と説明され、

まず皆で位置に並びます。



しかし、遊技場の端っこに行って、並ばないれん。

主任に、私が呼ばれ、れんを並ぶように声がけをして下さい、と言われました。


近くに行って、
早く並んで!と声をかけると、恥ずかしいのか、
こっちこないでよプンプンと言いながら、列につきました。



ちょっと、その対応は、他の人にれんは、今こんな状態だって分からせたいための対応なのか?とも思いましたが、
出させて欲しいとお願いしているし、仕方ない






皆が、それぞれ、確かにまだバラバラな部分もありつつ、演奏する中、




れんは、太鼓を少し叩く、辞めると言う感じでした。
ただ、立ち位置や、動きは覚えているようで、動きに関しては大丈夫でした。

けれど、ほとんど演奏はしませんでした…。




この時点で、後2週間ほどしか仮の本番まで時間がありませんでした。




外でやるのは、お祭りの本番と、その前に、違うお祭りの前座的な物にリハーサルのような形でやれる機会があります。



とりあえず、そこの出演を目指して完成度を高めていきます。






担任の先生に、やれてないと言われ、次の週から、旦那が練習に立ち会うことになりました。


太鼓覚えてきてよ、家でも教えてよ!といったものの、なかなかそれでも、練習させるのが大変なようで、
1人だけパパが来ているのが恥ずかしくて、嫌だ、
明日は来ないでほしい。
来なかったらやる。


何日かすると、そういうようになりました。 



本当は、練習の様子を動画でも撮らせてもらえないの?と旦那に聞いたんだけど、



そういう雰囲気じゃないんだよ、とか言って、私は動きも音も分からないから、教えられないし、


今日は少しやれました、とか、そういう報告しか聞けませんでした。
練習に参加できた日は、割と他の活動も落ち着いて出来るんですが、そうじゃない日は、お友達に手がでてしまったり、朝の会もフラフラしてしまうことが多いです、と言うお話。




仮本番が近づいた日、やれるのかな?出れるのかな?と、いつも不安な毎日で憂鬱でした。


そもそも、れんは、覚えられないのかな…。そんな不安もありました。





そんなある日のお迎え、主任に、


れん君、また、あんまり参加しなくなってきてしまっています。
初めは、参加してやれてたんですが、やっぱりだんだんやらなくなってきて、
お父様に来ていただければやるかな?と思ったんですが、それでもやれない。


この行事は、子ども達だけで演奏すると言うのが伝統の行事なので、もしやれないとしても、私たちは手助け出来ません。
そうすると、見に来ている方々は、
あの子やらないのに、何で先生方はほっとかれるのかな?とか思われると思うんです。
みんながやっている中、1人ぼーっと突っ立って、なにもやらないでいたら、
あの子どうしたんだろう?とか、あのこへんだな?とか、
そういう目
で見られると思うんです。
そういう目で見られたら、れん君や、親御さんも辛いと思うんです。


それでも、
でますか?!





私は、園長と話して、先生方もれんのために色々いつも考えてくれて、その上で、
れんのために、不参加を勧められたのだと思っていました。

主任も、泣いて話したとき、寄り添って考えてくれているのだと信じられました。





しかし、正直、この言葉を聞いて、

結局は、園がどう見えるか、伝統の行事を、問題なくやると言うことが一番の目的なのだと思いました。





ああ、この人は出て欲しくないんだな、そう思いました…。


1人でちゃんとやれない子が、この幼稚園にいる事は、許されないんだな、

そんな気持ちになりました。



そして、この時点で、きっと、どの先生達も、れんがやれると思って指導してくれている人は居ないと思いました。



やれるには、より、
やれなくても、孤立感を感じないように、親の私たちにもフォローをするように言われていましたから。
将来のれんに、この経験がプラスになるならば、そう信じてやらせてくれる、そう園長に言われたときは、嬉しかったのにな。






どうせやれない、出来ないと思われながらやっているのかな。



そういう思いはありました。




そして迎えた、仮本番。
出演させてもらえることになりました。


しかし、天気が悪く、パラパラと雨模様。
その前の年も雨で中止になっていたのですが、この年は、アーケードの中に入って演奏する事に。



いつもの動きとも、位置も違います。

そのため、たぶん不安が強くでたんだと思います。
遠目に見ても、集中してません。
雨に気が行ってしまって、


始めのかけ声にあわせて、

いち、にっ!


いち、にっ!


と動いたものの、その後は、ほぼなにもしませんでした。

端っこの方だったから、多分ほとんどの人は気にならなかったと思いますが、



あぁ、やれなかった。



その思いだけが残りました。

他の保護者の人たちは、立派に演奏する我が子に感動して涙を流していましたが、





正直、別の意味で泣きたかった…。


本番まで、あと一週間位だったと思います。
全く動かなかったれんですが、それでも、他の子達の演奏と動きを動画でとって、本番まで、それで練習しようと思って、撮ってました。





これだけやらないから、もしかしたら、出れないかも、


そういう気持ちもありました。