1. まずは分解
オリジナルのホイールが完全に破損しており、回転しなくなっていました。
各パーツは、単純な+ドライバーではダメで、星形の特殊な形状のドライバーが必要です。
なぜか1ヶ所だけ小さい星形のネジがあるので、特殊形状のドライバーは800円くらいでセットで購入しました。
2. プラスチックの軸をカット
このプラスチックの軸を金属部品に交換する為の下準備をします。
M4.8mmのドリルで軸側から穴を開けて貫通させます。(軸となる金属部品は、M5x50mmの為、M6程度のドリルがあればそちらの方がベター。)
その後軸をカットし、サンダー(電動ヤスリ)で軸まわりの凸部分を、放射状のリブと同じ高さになるまで削ります。(いわゆるツライチ) この部分を削らないと、ホイールが締め付けられて回転しません。
軸をカットしてからドリルで穴を開けても同じです。
3. パーツの組み立て
ホイールはインラインスケートのもので、ネットでベアリング、スペーサーと一緒に購入。ホイール1個にベアリング2個、スペーサー1個が必要となります。
キャップ(軸) : M5 x 50mm 2本
ワッシャー : M5 x 25程度 1mm以下の薄いもの6枚
ナット : M5
袋ナット : M5
4. 完成
軸を外側から差し込み、削ったパーツとホイールの間にワッシャーをセットし、軸が貫通したら、ワッシャー、ナット、袋ナットの順にセットします。ホイールの回転を確認しながらナットを締め付けていきます。
色つきのホイールは空港で荷物を受け取る際にも目印になって、間違って持っていかれたりしません。
何より、リモワの唯一と言っていい欠点である、ホイールの音の大きさが劇的に解消されます。
完全に自己責任の改造ですが、私のように壊れたリモワを大事に保管している方であれば、トライする価値はあるかもしれません。
大きな方のリモワも交換しよ。