私は勉強するのは好きではないですけれど、試験というのは嫌いじゃないです。

 

受かった時の喜びとか、いい点を取れた時の快感がたまらないとかそういうのではなく、単に「フェア」だと思うので……。

 

 

勉強すれば受かり、勉強が足りなければ落ちる。

 

 

そういうシビアな世界。


結局は自分との闘いですよね。

スポーツの団体戦みたいに、誰かのせいで結果が変わるかもしれないってわけではないですし。

 

特に今の資格試験のための勉強は、その受験する人の環境などで有利不利はあっても、それなりに戦略を組んで、勉強していけば、いつかは結果を引き寄せることができますしね。

 

落ちたとしても、「どうやったらあの時受かったか」と分析して、何度でもトライできる。

 

そして落ちても別に死ぬわけではないという気楽さ。

 

資格試験の内容によっては、家族に頭を下げて予備校通って、制限時間をつけさせられているような人もいるかもしれないですけれど。

 

でも、人生が変わることはない。

 

 

これが入学試験となると、入試までの制限時間があるし、履歴書に書く経歴にも影響が出たりします。

 

入った学校の校風や、学友も変わってきたりもして、成長段階の子供には影響が大きいです。

 

そういう自分の居場所を作るためのものとは違います。

 

資格試験の場合、あるとするならば、自分が欲しい未来へのチケット、でしょうか。

 

なりたい職業のために、受からなければならないということはありますから。

 

でも、自分の未来のためだと思うとしたら、悲壮感を感じず、のびのびと勉強できる気がするんですよね。

 

試験までの時間はみんな同じ。

 

それを、追い詰められた気持ちで勉強するより、楽しんで学んだ方がきっと効率よくなると思います。

 

綺麗事に思えるかもしれないですが、年取ったせいか、試験に対してそう思えるようになりました。

 

昔は、試験とは、追い詰められた気持ちで、ガリガリやるものだと思ってました。

 

しかし、そうじゃないんですよね。

 

生活の中でもある、試験に関係するものを見つけて「あ、これ、あれだ」と関連づける楽しみ。

 

勉強してなかったら気づけなかったことっていっぱいあるんですよね。

 

そういうところで楽しまないと損です。

 

そういう優雅で、余裕のある受験生でいたいものです。