合格するために必要なことは、【勉強時間】×【自分に合った勉強手段】。
勉強時間の長さというものは、人によるとはいえ、最低限確保しておかないとどうしても受からない。
そして、勉強手段は、独学にしろ、通信にしろ、通学にしろ、色々とありますが、最初に特に吟味をすべきです。
特に先生がいる、通信、通学の場合……。
見られるものなら、なるべくいろいろ体験授業や体験視聴をすべきです。
だって、授業料高いじゃないですか……。
私は塾講師として生徒からは選ばれる立場だったのですが
「先生と合わないと思ったら、成績を上げて上のクラスに上がってね。下のクラスに落ちることは許さない」
と常々言ってました(笑)
習熟度別で先生が変わったので、成績が上がるか落ちるかしたら、違う先生に教わるようになるのです。
普通、授業内容の質問を受けるのは担当の先生ですが、他の先生にすることも許可したし、逆に他のクラスの子の面倒も見ました。
そういうのを嫌がる講師もいましたけれどね……。
でも、先生というものは相性があります。
合わない先生に教わっても、理解は進みにくいです。
育ってきた背景、環境、価値観、文化、そういう要因が合わさって、同じ言語を使っているのに解釈が微妙に違って、その齟齬で伝わりにくいのでは、と思いますが。
いわゆる人気講師とか、わかりやすいと評判の先生は、1つのことに対しても、様々な表現ができるので、そのうちのどれかが聞き手に合うのだろうと思います。
それでもなぜか自分と合わない人だって、数多くいます。
意外と、「〇〇予備校がいい」とか、合格率やテキストを見て、塾を選ぶことはありますが、その授業内容を吟味することはあまりないのでは?と思います。
特に大人の予備校の場合、クラス替えみたいなことはないでしょうしね。
声の聞き取りやすさ、話し方のトーン、声質、そんなことでも、相性はあります。
先生と合わないだけでなく、通うタイプなら、教室の照明の暗さ、机のがたつき、教室の匂い。自習室の使用可能時間の長さ。通いやすい場所にあるか……などなど。
そういう些細なものも総合的に見て、見比べて結論を出した方がいいです。
そして、そこまでして選んだ、と納得すれば、自分の選んだこれが最善手で、自分はこれに着いていこう、と迷いがなくなりますから。
心の逃げ場所がなくなります。
でもね。
結局は、どんな勉強方法をしていても、やったら受かるんですよ。
手段をごちゃごちゃ言う前に、塾がどーとか予備校がなんとか、そんな噂なんかに振り回されず、勉強していれば受かるもんですよ。
勉強することはストレスだから、そのストレスをなるべく減らすようした方がいいから、選びぬけとは言いますが。
それ以上は勉強する本人次第。落ちるのは自分のせいですし。
最初に見たもので決めて、他と比べず、ひたすらそれを信じて勉強する、でも正解だとも思います(笑)