昔、塾講師してました。
勤めていたのは中学受験のための小学生向けの進学塾です。
塾に通わずに受験を通過してきた人の中は、「塾に行かずとも、俺、地元でのトップ校から優秀と言われている大学は入れたし」などと塾に対して否定的な人が、少なからずいたりします。
面と向かって言われたことありますしね。
塾に入らなくても受かればいいんですよ。ほんと。
ただ、塾に入った方が受かりやすいのは事実。
そういう塾否定派の人が大人になって、難しい国家資格とかに挑戦する時、どうやって勉強しているのかな、と思ったりもします。
難易度が高い資格試験って、予備校ありますよね、たいてい。
通学、通信、独学……とありますけれど、私みたいに極貧ワンオペ育児最中のワーママにとって通学は高嶺の花。
最初から選択に入れること自体が無理ですが、お金もあって、周囲の理解もあれば通学が一番いいのでは?と思ってます。
・塾は合格するためのノウハウを持っている。
・わからないところを解決するためのスピード(要するに誰かに教わる)が削減できる
・一緒に頑張る仲間がいるからモチベーションの維持ができる。
メリットだらけです。高いですがね。
(大人の予備校は奨学生制度とかないんですかね。塾にはありましたけど)
通学は、習熟速度はもちろんですが、周囲が同じ目標を持っている場所に自分を入れられるというのが一番大きいメリットだと思っています。
一人で勉強しているとモチベーションの維持が大変です。
人間なんて単純ですから、周囲が勉強していると、つられてやる部分ありますし。
自習室借りるだけでも全然違うし。
……今のご時世、自習室も怖くて行きにくいですけれどね。
それと、結構、先生って人種は親切なんですよ。
教師という仕事を選んでいるくらいなんですから、お節介な人多いです。
生徒が受かれば嬉しい。ほんとそれ。
金のためだからそう見せかけているんだ、と信じない人いますけど、金だとしても、見せかけだけでも自分の合格のために応援してくれる人なんてそういませんよ。
こうすれば受かるよ、と洗脳してくれます。使わなきゃ損。
応援されたら人は頑張れます。
だいたい、生徒が受かっても落ちても、先生の給料には関係ないんですよね……。
査定には関係あるかもしれないですけれど。
教えてて「あー、この子は家庭教師とか個別指導の方がいいな」と思う子もいました。
集団学習に圧倒的に合わない性格の子ですね。
そういう人は見学とか体験授業とかで辞めればいいと思いますよ。
人生の長さは決まっています。
その資格を取ることでステップアップして、人生を切り開いていきたいのなら、高い授業料は投資と思い、合格確率の高い方法を取るのはいいと思います。
私は楽できるところは楽したい。
お金がもったいないとか、そういう感覚で受験をとらえることこそ【もったいないなぁ】と思います。