「才能とは記憶力のことである」
手塚治虫
あなたは上手く言葉にできない
という経験がありますか?
それとも、思い浮かんだことは
すぐに言葉にできるタイプですか?
・・・
言葉にするのが上手い人は
世の中にたくさんいます。
しかし同時に、言葉になる手前で
言葉にすることを諦める人もたくさんいます。
能力とか才能以前に
諦めるのが早過ぎると言葉にするのは難しいです。
そうは言っても日常生活を送っていく中で
「これは言葉にできないな」
「やっぱり無理かもしれない」
そんな風に感じる事が
誰にでもあると思います。
私自身も就職前も後も
そして今でも頻繁にあります。
例えば
今日の昼間にスーパーに妻と買い物にいった時のことです。
と書いてもの忘れした経験を思い出そうとしてみたら、
そのもの忘れした経験を思い出すことが出来ませんでした。
思い出せないことは当然「言葉」にすることができません。
また、言葉にできない、思い出せない
ことはそれ自体の問題以上の大きな問題を抱えています。
情緒が不安定になるということです。
あなたは、
「人間は混沌や空白を嫌う」
という事実をご存知でしょうか?
人は、
・整理されていない状態=混沌
・未完成の状態=空白
が大嫌いなのです。
だから、
「あのさ、ちょっと相談があるんだけど・・・
あっやっぱりいいや、ごめんね」
とか友だちに言われると、
「おいおい、言いかけたら
最後まで言ってくれよ」
となりますし、
映画の宣伝文句で、
「あの○○が帰ってきた!!」
と言われると、
「ん?『あの』ってどのあの?」
という風に「あの」という言葉に
反応して○○のことが気になってしまいます。
上手く言葉にできない。
ど忘れ。
という状態はよくあることではありますが、
本質的にはそれはまさに混沌です。
モヤモヤします。
そして、若年性アルツハイマーなどの記憶障害を抱えた人は
それが頻繁に起こるので、日々不安や恐怖に悩まされているのです。
結果として、情緒も不安定になりがちです。
情緒が安定していないと
人間関係が上手くいきません。
冒頭の手塚治虫先生の
「才能とは記憶力のことである」
というのもあながち大げさな表現ではないと思っています。
