060928_015420.jpg
時として記憶がとんでいることに気付く。
普段は日々変わりない生活を送っているから
繋がらないことがあっても気付かないのだろう。

どこから始まりどこで途切れたのかわからない
知らない時間に誰がどう過ごしたのか
気味が悪い。


それでも溢れる脳内麻薬は停まる所を知らず
私の身体を蝕み続ける。いつまでも。
060917_003908.jpg
涙が出る 何もないのに涙が出て
あぁ理性が空回りする。
余計な手助けはいらない 私は弱くなんてない

『あと一歩だけ前へ』
『私だけを見ていればいいから』
『弱いふりするんじゃねえよ 苦しいのは自分だけだとでも思ってんのか』
『結局私のせいだと言いたいんでしょ』
『適当に生きて行こうよ』

煩い甘い信用ならない言葉達が頭の中を駆け回り
行き場もなく逃げ出すことも出来ず溜って行く

あぁ逝きたい。
早くあなたの元へ逝きたい
この望みすらもただの嘆きと思われ どうやって生きて行ったらいいの?
言葉の怖さに気付き 無力さに気付き 何も信頼出来なくなる
あたしの言葉も 誰にも届かない

人間が創り出したものだから すぐに限界がくる

疲れた。いつも予定が近付くと嫌になる。
私には現実が似合わないのかしら。
予定である瞬間までが好き。義務になると苦痛。
その割に予定が乱されるのは嫌いだわ。
また矛盾ね。
そう いつも何もかも全て矛盾だらけ。
人生は矛盾 いや、人間は矛盾。
死ぬために生きている、とかなんとか。そのくせ死ぬのが嫌だ という。
ゴールを嫌がって何を生きる。死ね このやろー。


ああ、来週は動かなくちゃいけない。動きたくても 動きたくなくても。
ああ、予定なんて大嫌い。未来なんて大嫌い。
起こしてくれてありがとう ダレカさん
あなたのおかげで 長い間眠らされていたあたしが
再び外に出ることができました。
あたしは母様に嫌われてるから あの子は困ってるけど
あたしはとっても嬉しいわ。
外で吸う煙はとてもおいしいもの。

だけどきっと あなたもあたしのこと嫌いね
あたしはみんなに嫌われる
だからずっと あの子の陰に隠れていなきゃいけないの。
試している
本物か偽者か
誰が本当のニンゲンなのか

3歳の頃、3つ上の姉と二人で祭りに行った。
ある店の入口で姉に「ここで待ってて」と言われた。
ずっと待った
ずっとずっと待った
誰も迎えにこなかったが
姉に何かあったのかと心配すらしていた
私に気付いた近所のおばさんが「一緒に帰ろう」と声をかけてくれたが
ついては行かなかった。
姉を信じていた
私のことを忘れるわけなどないと
信じて待ち続けた

5時間程経ったあと、おばさんから話を聞いた母が迎えに来た。
姉は友達に出会い、私のことなど忘れ祭りを楽しんでいた。
涙なんて出なかった
人間なんてこんなものだと思った
信じて期待して傷つくのは自分自身だと悟った。


それから私は一度も祭りに行っていない。

ニンゲンはどこにいるの?
本物のニンゲンはどこにいるの?