書と言葉のチョイス | うまうま定食

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エサ食む日々

ここ数日「書」のオークションばかり見つめて、ため息ついてます。
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気に入ったものばかりを集めてみると、同じ作者のものばかりが並ぶことがわかり
「おおお〜〜、やっぱそうか」と悦に入ったりしております。


ついに、おっさん飛び越えて、
じじいの領域に両足突っ込んだか。


でまぁ、
お薦めされるがままに見ていくと。
言葉の選び方って本当に難しいなって
思う。






例えばこの
「ひと時代積み上げた政治家さん」のもの
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勇ましいねぇ、猛る魂だねぇ。
でもこれ、お茶の間に飾れるか?。

これ、一筆お願いした時
「わははは!ヨッシャ!書いたる!」と
その依頼を大変上機嫌に受け付けたような
気がする。


そしてこの額は、
その政治家さんに対して今も心酔してる
「同好の士」か、
もしくは心技体を磨く道場にのみ
飾って置いて有効なのね。

だって、いろいろとそぐわないでしょう。



もいっちょ。

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「一期一会」これは、
客商売を行う店のバックヤードか、
もしくは社長室での朝礼の際に。

店中のスタッフを集めて
「一生に一度きりの出会いに対するおもてなしの心」を説く場にふさわしいのね。

茶室にこれがあったら
教科書通り過ぎてズッコケギャグです。




いつぞやのことか。
とある関取が昇進して綱をとった。

その時の挨拶の言葉が
「不惜身命(ふしゃくしんみょう)の思い」だったかと。

当時ほぼ誰も知らないこの言葉に
(主に)マスコミ各方面が一斉に
「調べろ〜〜!。」となったはず。


仏教用語で
「身や命を賭しても惜しくない」
って意味で

つまり相撲(主に大相撲協会)の為なら
己が命はいらんと。

若い人が言うと「君のためなら死ねる」
「命賭けてますから」と本当に命散らせ
かねない不穏な空気があるのね。

多分、その手の言葉選びのブレーンは
横綱の懐に居たと思う。
ただ、この人の言動って普段から
「鉄腕アトム」みたいだったのよね。
その点はどうよ?だ。



つまり、署などにふさわしい言葉は
あんまり有名でも
珍し過ぎても良くないと言うわけで、

難しいチョイスでありますわ。