訪問薬剤師の日々の記録

訪問薬剤師の日々の記録

在宅医療に関わる薬剤師の日々の記録
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久しぶりの投稿


先月、在宅訪問指導の処方の大半を受けているクリニックの院長の還暦祝いでしたクラッカー

還暦にはとても見えない、とても可愛い先生


クリニックの先生、看護師さん、事務さん、地域の訪問看護師さんやケアマネージャー、

そしてうちの会社からは2店舗数名が参加


総勢50名くらい、普段はお電話でしかやり取りしていない人達と

全然堅苦しくなく、顔を合わせて楽しい時間を過ごしました


あ、〇〇さん担当のAさん、いつも電話でお世話になってます~とか

在宅訪問開始初回の担当者会議以来のケアマネさんに久しぶり~とか言われたり

いつも無茶ぶり聞いてくれてありがとーすみません~っていう訪看さんとか

大変なことも時間が経てば笑い話になり


お顔が分かってこれから更に他職種連携出来るなぁ


コロナがまた流行りだしたので、

また集まることはそうそうないけれど

いい時間を過ごすきっかけとなった先生に感謝と

地域に数ある薬局の中でうちの薬局を呼んでくださったことが嬉しかった


うちの会社は、どちらかというと、施設在宅を中心にしていて(効率が良いから)

個人宅は手間と時間がかかるので経営面からすると非効率なんだけれど

こういう地域のつながりは大事にしたいし、なんか温かいな、と思いました


今日も仕事頑張ろう

午後から診療同行からの店舗に戻って外来担当、閉店後はこの先生主催の勉強会。。。一日長いな。。。


写真は患者さんのお部屋にあった可愛い加湿ポットパンダ



年末29日に契約になったNさん

膵頭部癌末期、転移ありのターミナルの患者さん


通院から訪問診療に代わって4ヶ月、

ご家族が外来に処方箋を出しに行っていたけれど

医療用麻薬だったり、褥瘡に使用する被覆剤だったり、

なかなか薬が揃わずいつも大変だったそう


私がいつも往診に付いているクリニックさんからの紹介で契約となりました


「年を越せるかもわからない状況」

だけれども引き受けてくれるか


という依頼

安心してお正月を迎えさせてあげたいねと

契約に行きました


先生からもご家族からも

「無事年越しできそうです」


お正月中もオンコールで対応し、

(オンコール対応者にも感謝)


定期往診の1/4、さらに追加の医療用麻薬を持っていく

痛みが強く、貼付剤はドーズアップとなる


貼付剤での疼痛コントロールをしながら

レスキューとして

非ステロイド性鎮痛剤の坐薬と医療用麻薬の坐薬

1日6回は坐薬をいれており


「もうお尻に入れたくない」

と、ご本人も奥様におっしゃっていることを聞く


貼付剤もなかなかの高用量だし、効いてないのではないか。。。


会社の緩和薬物療法認定薬剤師に早速連絡をする

その量だと、おそらく効いてないからオピオイドローテーションすべきだし、

内服が困難なら持続皮下注射の処方提案が良いだろうの解答


主治医に連絡を取る


クリニック自体に持続皮下注射の処方歴がなく、

PCAポンプなどもない

扱える薬局がどこかとか年末年始に開始はしにくいなどから先延ばしになっていた


1/4の往診で尿量が50mlほどなので、次の往診があるかもわからないこと

なども考慮し、

レスキューは坐薬から液剤に変更するとして、

持続皮下注射の処方は保留となった


「色々勉強になりました。ありがとうございます。うちのクリニックも今後緩和ケアの症例も増えてくるだろうから経験も積みたいのでこれからも相談させてください」と主治医から言っていただけた


私ではなく、会社のバックアップのおかげだと思う


次の訪問は土曜日。無事に会えるといいな。






また久しぶりの更新になってしまった

 

今日は私の担当施設でのサービス担当者会議に参加してきた

 

パーキンソン病の持病があるTさん

先月、嚥下が悪くなり、誤嚥性肺炎を起こし、脱水症状もあったため緊急搬送され入院となった

 

詳しい検査をした結果、麻痺による嚥下の低下、

経口摂取は難しいという診断

今後の過ごし方の選択肢は2つ

 

「胃瘻造設」もしくは「看取り」

 

胃瘻となった場合は、経管栄養がサービス付き高齢者住宅では対応できないため

看護師さんの常駐する施設への転居となる

 

看取りとなった場合には施設へ戻ってきて、最期の時間を過ごす

 

それをケアマネージャーさんから聞いてから2週間

サービス担当者会議のお知らせが来た

 

ということは、ご家族(本人の意思が反映されたかは不明)の選んだのは

施設へ戻っての「看取り」

 

ただし経口摂取はできないため、点滴による水分と少しの栄養補給となる

 

なんだか胸が苦しくなった

本人の希望なんだろうか

本人とは意思の疎通は取れるのだろうか

 

退院してこられ、お部屋を訪問したら、こちらの問いかけには頷いたりされ、

もう最期が近いなんて信じられない

 

ケアマネ、施設長、主治医、訪問看護師、福祉用具相談員、そしてご家族と薬剤師の私での

サービス担当者会議が始まった

 

ベッドを今までよりも寝心地が良いものに変え、

体勢が辛くないようにとクッションなどを福祉用具相談員さんと施設長で選定し

テニスが好きだったから、とスポーツニュースの時間にはテレビをつけておくようにしますね

入浴は血圧の様子を見ながら何日に一回にしましょう、口腔ケアはしっかりやりますね

訪問看護は毎日入ります、など

ケアマネージャーさんが最期の時間をなるべく心地よいものにするべくいろんなプランを提案する

なんか、まだまだ施設で長く過ごせそうな話の流れに感じたけれど、

 

もう内服はできないから定期薬はないんだよと聞かされ、ちょっと寂しかった

そうなんだ、、、

 

入居して来たとき、毎食10錠以上の錠剤を飲んでいて、

飲むのが大変とおっしゃっていて、

もっと粒の小さい錠剤に変更しますね、とか

不要な薬は減らしますね、とか

色々お話しさせてもらいながら関わって来たので。。。

 

最後に主治医が、現実的な話をする

経口摂取ができないし、経管栄養でもないということは

点滴でどのくらい持つか、、、の話

1ヶ月以上過ごす方もいれば、数日から数週間もありえる

 

会わせてあげたい方がいれば、早めに会わせてあげてくださいと

 

そして最後に処方箋を書いた

鎮静の坐薬

 

もう私が関わるのはこの坐薬を持って行く時が最後かもしれないな

次の診療同行は金曜日

まだ会えるかな