5年前のいま。
寒さに震え、
布団にくるまり、
揺れに怯え、
身に起きた出来事を
信じられずにいた
わたしが中学二年生のときだった
卒業式の準備で体育館に
パイプ椅子を並べ終わった
ちょうどそのときだった
わたしたちを襲った大地震
泣き叫ぶひともいた
それを支える先生方
そのまま避難訓練のときと同じように
校庭に整列した
そして武道館に避難した
雪が降っていた
簡易ストーブに集まって
暖をとった
親の迎えが来ないと帰れない
そんな状況だった
わたしは弟が近くの小学校に通っていた
小学校は集団下校ですでに下校していた
それにより家にいた母はわたしも
集団下校で帰ってくるものだと思ったらしく
迎えには来なかった
夜まで待った
ラジオでマグニチュード9とか10とか
聞いたことない数字をきいて
その地震の大きさを知った
帰りは友達のお母さんが家まで
乗せて行ってくれた
家に帰ると、
落ちるものがすべて落ちていた
夜になっていたので
真っ暗の中片付けられるものを片付けた
その日の夜まではわたしの地域では水が出た
だから安心してしまった
それから1ヶ月近く
水がない生活を余儀なくされるなんて
想像もしていなかった
ガスもない
電気もない
水もない
そんな生活だった
沿岸部に津波がきて
多くの人たちが
助けの声をあげてることを
知ったのは数日後のことだった
ラジオで津波という言葉をきいたとき
あー津波きてるんだ
くらいの気持ちだった
でも
テレビで
津波の映像をみて唖然とした
わたしたちの周りとは
全然違う世界が広がっていた
水がないから
雪をとかそう
水がないから
湧き水をさがそう
食べものがないから
スーパーに並ぼう
はじめての経験だったけど
中学生のわたしにとって
それくらいの過酷さなら
楽しめる範囲だった
友達と一緒にいれる
そんなことばかり考えていた
ちょっと沿岸部に行けば
生死をさまよう世界
亡くなった方々に
黙祷を捧げます
3.11
一生忘れてはいけないその記憶
いま生きれてることに感謝します
あの頃
テレビで流れまくっていた
acのcm
みんなうたってなぁ
ぽぽぽぽーん
こんにちわん
ありがとうさぎ
こんばんわに
さよならいおん
魔法の言葉で
楽しい仲間が
ぽぽぽぽーん
祈
