ビーチクリーンに参加した。
ゴミを拾った後は、イカダやカヤック体験があったり、海鮮鍋やプリンが振舞われたり、こどもたちも楽しそうだった。
磯はまぐりを拾う人も。良いダシが出るらしい。
僕は参加したとは言ってもこどもの付き添いで、残念ながらゴミ拾いは出来なかった。
左足に装具をつけているのでゴミを拾う前屈みの姿勢は辛いのだ。(足ではなく上半身がだいぶ辛い)
30分座ってみんながゴミを拾うのを見ているのはいろんな意味で大変でつい拾いたくなったけど、明日明後日は大切な仕事もあるのでじっと我慢した。
そして、その時にふと小学校の体育を見学していたことを思い出したのだ。
7歳で突然左足が動かなくなった僕は、小学校低学年の時こそプールの授業に参加したけれど、それ以外はずっと見学だった。
それは高校3年までずっと続いた。
見学していた体育の授業のことはほとんど覚えていない。
中学でサッカーの授業の時に、なんてサッカーって面白いんだろうと思ったとか(それはどちらのチームもどんどん得点したからなのだが)小学校の時にドッジボールか何かで審判をやらされたことが嫌だったとかそのくらいだ。
あとは何も思い出せない。
40分も校庭の片隅に座って同級生の体育を見学するなんて、今考えても退屈すぎるし辛かったのではないかと思うが、思い出せないところをみるとそんなに辛くもなかったのか。笑
今、10代の時のことを思い返すとあれは本当に自分の人生だったのだろうかと思うほど、今とかけ離れているし、実感がない。
小学校の6年間は灰色のイメージ。
足が動かなくなったことに加えて、土地のエネルギーが自分とは合わなすぎたようだ。
中学に入って、それが抜けてパッと明るく軽く元気になった。
高校は周囲のすすめで男子校の進学校に入ってしまい、これもまた辛かった。
僕は英語教育に力を入れるという触れ込みの共学校に行きたかったのだ。
黒い服が苦手な僕は全員真っ黒の詰襟というのも辛かった気がする。(加えて思春期なのに女子がいないのも辛かった。笑)
さらに高二の始めから対人恐怖、鬱になってしまった。
それは5年続いた。
いつも死にたいと思っていた。
足の手術で11歳、13歳、15歳と3度も入院して、大人も泣くという辛いリハビリを経験したりもした。
自分でも散々な10代だったなと思う。
ところが!!
そんな10代が今や他人事なのだ。
10代の頃大変だったんです、とか辛かったんです、みたいな感覚はなくて、「きっと辛かったんだと思いますよ」とまるで他人事。笑
もし宇宙人が現れて
「あなたは実は大人になってから魂が入れ替わっています。
あの子ども時代をあなたは本当は経験していないのです。」
と言ったとしたら
ヤッパリ!!
と思いっきり膝を叩いてしまいそうなほどに。笑
いま小学生を見て、こんなに小さな子(小さな自分)が足が動かなくなって松葉杖の生活になってしまったなんてと考えると僕の両親も相当胸を痛めただろうなとキュンとなる。
でも、俺辛かったよな。
というふうにはあまりならない。
大変だったな、辛かったな、と子どもの自分に声をかけてあげたいとは思うけど、やはりどこか他人事だ。
だから、僕が思うのは
大丈夫だよってこと。
どんなに辛くても、それが他人事にしか思えないほど人は変わることができる。
相当大変だったんだろうけど、あれは自分の人生じゃなかったみたいだな、と今の幸せに感謝して喜ぶことができる。
だから大丈夫。
中学、高校時代は歌うギタリストになりたかった。
僕は今のところライブはやってないけど(笑)歌を歌ってギターをたくさん弾いたCDもリリースできた。
お前の夢、叶ってるよ。
10代の自分にそう言ってあげたいね。
だから、だいじょうぶなのだ。
夢も叶うし、悩みが悩みではなくなる未来が来る。
過去を思い返しても胸が痛まない日が来るのだ。
いろいろなことに思い悩む今の10代の子たちにも伝えてあげたいね。
大丈夫だよって。
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再放送:毎週土曜正午〜、毎週火曜午後1時〜
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たまぐすくの小学校、2校で大ヒットした(笑)うちなーてんぷらソング。
2016発売の1st CD「オキナワ わたしの島」
*てんぷらぷらぷら収録。
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「オキナワ わたしの島」配信リリース情報
http://www.tunecore.co.jp/artist/coo