お墓まいりで栃木に帰る飛行機の中でこんなことに気づいた。
何度か書いてるけど僕がこどもの頃は親から勉強がんばれ、勉強がんばれと言われ続けていた。
足が悪いんだからお前は頭で勝負しなさいと。
中学、高校と進むに連れて苦手科目がどんどん増えていったけど（高校では英語と国語くらいしかできなかった。笑）小学校の頃は国語、算数、社会、理科とほとんどいつも通知表は「５」だったんです。
図画工作も５が多かったと思うし、何かで賞をもらったり、校長室の廊下に絵が飾られたりした。
で、５段階評定だから５より上はないんです。
それでも親は褒めてくれなかった。
がんばれとしか言わなかった。
今考えたら昭和の親だから褒めるのが苦手なだけで内心は喜んでくれてたと思う。
でも褒められないし、終いには兄妹喧嘩の時に
勉強だけ出来てもだめなんだ！
と叱られる始末。
もっと、もっと。
これでもまだだめ・・・。
それが原因で完璧主義の僕が出来上がってしまったんだと気づいたのは沖縄に住んで１年ほど経った頃。
１枚目のCDを作っていた時に１００点を目指すどころか、あわよくば今の実力を超えて１１０点、１２０点を取れないかなとついつい考えて録音を繰り返していた。
これが、通知表がオール５でも（体育はほぼ見学だからいつも２だった。１じゃないんだな〜と思っていた。笑）がんばれ、がんばれと言われ続けた弊害なんだなと気づいたのです。
それに気づいてからは、８０点とか９０点で良いと思うことにした。
そのほうがサクサク作品も出来て、結果的にはクオリティーも上がっていきそう。
でも今年の「たまぐすくSong Book」を作っていて、最後の仕上げの時に、
やっぱり狙うのは１００点だろ！！
と思っている自分がいた。笑
変わらないね〜。
でも、最終的にはここも録り直したいな、やり直したいなってところも何ヶ所かある、言わば９０点くらいのところで自分にOK出せたんです。
ちょっとした進歩です。
それでもやっぱり、子どもの頃親に言われたことって根深いです。
ついつい１００点満点目指してしまう。
いやぁ、まいったな〜。
なかなか抜け出せんわ。
と思っていたのですが・・・
成田に向かう飛行機の中で突然、
褒めてくれずに、がんばれ、がんばれと言ってくれた親のお陰でクリエイター気質の自分が出来上がったんだな。
と気づいて感謝の気持ちが湧いてきたのです。
やっぱり音楽でもなんでも創作って上を目指すじゃないですか。
僕は上を目指してない創作ってつまらないなと思います。
前より良いもの。今よりも良いもの。
もちろんこどもが無邪気に書いた絵がすごいとか、同じように淡々と何気につくったものがすごいという天才はいると思います。
でも、僕はそういうタイプではないし、円熟のミュージシャンが力を抜いていつも良い音楽を生み出しているというようなポジションでもない。
だから、自分としてはちょっとでも良くならないか、もう少しやってみたらどうだろう、と良いものを目指す姿勢は必要不可欠なんだと思う。
そして、そういうクリエイター気質に育ててくれてありがとう！と親に対して今までと全く逆の見方が出来たんです。
これで完全に小さい頃言われた言葉の呪縛から逃れられたというか、呪縛どころか魔法の言葉だったのかもしれないと思えた。
この見方の変化は僕の中で大きかったです。
お父さん、お母さん、ありがとう♬
そんな訳で凄く良いことにも気づけたし、無事お墓参りできてよかった〜。
生きているといろんなことがわかってくるね。
嬉しいね。
東京で食べた寿司美味しかった〜♪
見た目も、超POP！！
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FMなんじょう 77.2MHz
毎週金曜午後１時〜１時５５分
再放送：毎週土曜正午〜、毎週火曜午後１時〜
スマホのリスラジアプリで全国どこからでも聴けます。
たまぐすくの小学校、２校で大ヒットした（笑）うちなーてんぷらソング。
CD「オキナワ わたしの島」
＊てんぷらぷらぷら収録。
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「オキナワ わたしの島」配信リリース情報
http://www.tunecore.co.jp/artist/coo