美空ひばりさんが愛燦燦を歌い終わる頃、

病室に看護師さんが戻ってきた。

「あ、すみません。」義母の耳のそばに

置いていたイヤフォンを慌ててしまった。

 

「大丈夫ですよ」と看護師さん。

 

直接触れてないからセーフか?

具合の悪い人に音楽を聴かせる

ってもかなりイカレてますよね。

会話でのコミュニケーションは

既に出来なくなっていたし、

なんだかいたたまれなくて

でも何かしてあげたくて。

 

義母は「(誤嚥性)肺炎」というわりに、

痰がからまっていて苦しそうなのは

素人でも見ればわかるけど、

肺の炎症ではぁはぁ呼吸が苦しい

感じがしなかったのが少し不思議だった。

 

年齢的にも、認知症が進んできたことも

わかっていたので、「いつ何があっても

おかしくないということは、

施設からも言われていたので

頭ではわかっていたけれど。


今、まさに私が目の当たりにしている

光景が「何があっても」に該当する

ということが、なんだかピンと来なくて。

2週間ほど前に会ったときは、

寝ていましたが元気そうだったので。

だーかーらー。

「いつ 何があっても おかしくない」

んですけどね。

 

とりあえず看護師さんに治療計画等を

確認した。

【治療計画(7月30日時点)】

入院期間:2週間程度

・最初の1週間で肺炎の治療

・2週間目から嚥下等のリハビリ。

【担当医から伝言】

・「万が一急変したときにどうするか等、

 早く家族で話し合って知らせてください。」

 とのこと。

※この日は担当医とお話できない

 ということで(電車で移動中、説明を

 受けたが聞こえず)翌日の15時に

 お時間をいただいた。

 

結局、1時間30分くらい病院にいただろうか。

 

私は一旦帰宅することになった。その間、

待合室で待ってくださっていた施設の

スタッフさんと途中まで一緒に帰った。

 

20時頃、スマホをみたら、

メッセージがきていた。