息子の郁登に強く請われて、かるた教室に入会させた希海だったが、小学生になった郁登はかるたへの興味を失ってしまった。


しかし、競技かるたの魅力を知った希海は39歳にして自らがその世界に足を踏み入れることになった。


まずはD級に上がること。


それを目標に練習に通うようになった。





Googleのオススメ記事に上がってきた本で、図書館に予約しました。


予約数から見て、そんなに人気がある作品ではないんですよね。


でもすっごく読み応えありましたおねがい


競技かるたに関しては、有名なあの漫画と昨年放送されていたドラマやマガポケで下矢印読んでるくらいの知識ですが


 

そんなにワケワカランという感じでもなく読み進められます。


というのも、かるた以外でも希海が置かれている環境や、心情にすっごい共感できるんですよね。


希海が練習に通うのは毎週土曜日なんですけど、その日は夫に息子を任せることになります。


それを聞かれたら、妻の趣味に理解があるイクメンじゃんみたいに言われることもあって。


週に1回、息子のサッカーに付き合って昼ごはんをつくるだけなのに。


しかし、夫に急な仕事が入るとそれすらパーになり、帳尻をあわせるのは妻の方。


だって単なる趣味だから。


でも、希海のパート先にバイトに来ている大学生と趣味は憲法に定められている基本的人権の中に入るのではないかという話になります。


趣味は、一般的に仕事、家事、育児よりも優先順が低いものだと思われがちだけど、生涯を通して大切な権利だと。


だって、年をとれば子どもは大きくなって手を離れるし、仕事もしなくなる。


そうなった時に、人生に彩りや生きがいをくれるのは趣味だから。



いくつになっても夢中になれる趣味があるってキラキラしていいな。


この話を読みながら思いました。




新年早々、とてもいい作品に出会えました。


エピローグで震える人続出だと思いますおねがい