癌や終末期という言葉が引っかかる方はお読みにならないでくださいね。
いいですかー?
いいですねー?
今日、同僚のお見舞いに緩和病棟に行ってきました。
社内では情報が錯綜し、もうヤバいらしい、いやいや元気らしいとよくわからない状態でしたがどうやらお見舞いにも行けるということで。
行ってみたら、どちらの情報も正しいんだな、と納得しました。
多分体重は全盛期(うん、結構育っていたもんね!)の三分の一くらいか。
しかしよく喋る。
一時間くらいはほぼオンステージ状態で、休職に入ってから今まで何をしていたのか、喋る喋る。
複数人で行ったはずなのにこちらはほとんど喋れません(笑)
ご家族と旅行に行き、学会で患者としてプレゼンをし、絵本の製作に関わり…ちょっと待て、仕事している時とかわらないんじゃ??
もちろん体調の悪い時もあったようですが、「今は鎮痛剤が効くから大丈夫。ちょっと前は大変だったけど」
………もうさ、私が健康なのが恥ずかしくなるくらいアクティブでした!
思ったね、終末期だとか関係ないね!
どんなにギリギリでも、まだ生きてる。私の命も彼の命もおんなじに、生きている。
この次が無いかもしれないその場を辞する時、相応しい挨拶が思いつかずにちょっと黙ってしまっていると、看護師さんが「ごきげんよう」と言った。
いい言葉だね「ごきげんよう」
さようならも言いたくない、また今度は嘘になりそう。頑張れとか、問題外。
手を振って、ごきげんようと言って別れた。
最後の最後まで、私は私の命の火を燃やそう。そうしよう。
きっと彼も、最後の最後までパチパチと弾けながら燃えている。
死んじゃうまでは、生きているんだもんね!!!