今年没後100年のメモリアルイヤーとなる作曲家といえば、まずはドビュッシー。演奏会や新譜などの情報がたくさんありますが、その陰に隠れて、ひっそりと没後100年を迎えたのが、24歳で早逝した同じフランスの作曲家リリ・ブーランジェです(命日はブーランジェが3月15日、ドビュッシーが10日後の25日です)。ドビュッシーも55歳だったので、今の時代からみれば若いですけれど。
そんなドビュッシーの『弦楽四重奏曲』が初演された1893年にリリ・ブーランジェは誕生。彼女に関しては以前ブログに書きましたが、女性として初めてローマ賞を受賞した才媛。小さな頃から病弱でしたが、その才能をめきめきと開花させ、短命ながら、今に聴き継がれる作品を残しました。
無論、その陰に名音楽教師として名を馳せた実姉ナディアの尽力があったことは周知の事実です。
今回、ドビュッシー程ではないですが、リリにも没後100年にあわせて、新しい録音が登場しました。
ピアノ伴奏の合唱曲を纏めたもので、歌曲や管弦楽伴奏の声楽曲はそれなりにディスクがあるのですが、合唱作品は珍しいですね。
先ごろ発見されたばかりの曲『Soleils de septembre』が収録されていたり、普段は管弦楽伴奏の合唱曲がピアノ伴奏で収録されていたり、メモリアルイヤーにうってつけの一枚だと思います。ピアノ曲のいくつかも併せて収録されています。
CDのブックレットには新発見の曲に関して、あまり詳しくは書かれていないので、詳細は分かりませんが、1911-12年ごろの作品で、数年前に手稿譜が見つかったとのこと。アルトソロと混声4部にピアノ伴奏付きです。

