cookieの雑記帳 -20ページ目

cookieの雑記帳

興味を持ったことなどを徒然なるままに書き留めていきます。半分は備忘録。音楽(classicからpopsまでなんでも)、美術(絵画、漫画、現代美術なんでも)、文学(主に近現代)、映画(洋画も邦画も)、旅や地理・歴史(戦国以外)も好き。「趣味趣味な人生」がモットーです。

3月3日日曜日、ひなまつりの午後はあいにくの冷たい雨模様でしたが、『よいレコード會社 presents 星野みちるライブ〜New Single「逆光」先行発売SP〜』を聴きに、先月に引き続き、下北沢の風知空知に行ってきました。
3月6日にリリースされる、本当に久しぶりのニューシングル。みちるさんの自主レーベル「よいレコード會社」からの第1弾となる『逆光』のリリースに合わせたライブで、フラゲ日でもあります^ ^
席数分のチケットは完売し立ち見が出るほどで、昨年のここでのライブの入りがウソのような状態。注目度の高さがうかがえます。

メンバーはみちるさんの他、先月もご一緒したチェロの吉良都さん、そしてはじめましてのパーカッションは山下あすかさんというキュートな女性トリオです。
結果として期待を良い意味で裏切る、ここ近年でも出色の出来のライブになりました。
みちるさんの持ち味が十二分に発揮され、素晴らしいサポートメンバーにも恵まれたこともあって、会場全体がとても心地よい空間になりました。


今回はオープニングから3人で登場。ラストまでフルメンバーでの演奏でした。
いつもはエンディング近くで演奏されることの多い恋のファンフェアーで幕を開けました。ピアノ、チェロ、パーカッションという、バンドというよりは室内楽のアンサンブルという感じの柔らかな響きに、みちるさんの歌声が軽やかに乗って、会場が一気に春になったかのようでした。一瞬にして観客のココロを掴みましたね。


行きたい方へ、そしてオレンジ色も、パーカッションが入ることによってとても色彩感が増して、響きが厚くなりました。とても良いです。山下あすかさんの繊細な演奏とコーラスはみちるさんの声にとてもマッチしていて、とても上質な仕上がりでした。


みちるさん、「弾き語りと違ってピアノをほかの楽器と合わせていかなくちゃならないので、とてもたいへん」と、かなり気合いが入っているのが、演奏中の表情からも伝わってきました。
次にカヴァー曲。1987年リリースの南野陽子さんのシングル話しかけたかった「みなさん、知ってますか?」とみちるさん。「ど真ん中です」という私たちの年齢、わかってしまいますね(個人的にはもう7年くらい前がど真ん中です^ ^)。それにしてもみちるさんによるカヴァーは、オリジナルといってもいいくらい、どこを取ってもみちる節。流石です。
いつもよりMCの時間短めで、どんどん歌っていきます。
お馴染み、バリバリのエレポップのい・じ・わ・る・ダーリン、そして『You Love Me』編成が変わるとかなり印象が変わりますね。もともとクラシック中心に聴いていた自分にとっては、とても好みのアレンジです。
そして、前半最後は新譜のタイトル曲逆光でした。録音と同じ編成での生演奏初披露になります。みちるさんのセンチメンタルなメロディに少しせつない飯泉裕子さんの詞がのって、さらに岡田ユミさんによる素晴らしいアレンジが綺麗に融け合って、なんとも言えない世界を作っています。咽び泣くようなチェロの響きが印象的です。チェロの音色ってよく人の声に例えられますが、この曲ではドンピシャですね。


短い休憩を挟んで後半戦。『逆光』の世界を一変するワンダランドで元気よく始まりました。
そして、「がんばってチャレンジしました」という、この編成での鏡の中の私ONE-TIME LOVEは、背筋がゾクゾクするくらい、格好よく仕上がっており、キリッと引き締まった緊張感がたまらなかったです。


続いては新譜からさよならブルーバード。ちょうど一年前のSmooth Aceとのライブ共演時に、初演されたナンバーで、Smooth Aceのお二人が一緒に歌うために書き下ろしたもの。同じ日に発表された冗談伯爵との共作『愛のスペシャル』が何度か再演されたのに対し、この曲はその後聴く機会もなく、ライブでの演奏もおそらくその時以来かと思います。「顔は笑っているけど、目は悲しい」というみちるさん(特に昨年はそんな感じでした)を思って書かれており、録音では弦楽四重奏の伴奏になっています。今回の変則的なピアノトリオ版も味わい深かったです。


次はカヴァー曲で、プロデューサーのサリー久保田さんのles 5-4-3-2-1時代の作品『ミラクル・マネージュ』。この90年代後半の曲は後にサリー・ソウル・シチューとしてもセルフカヴァーされています。ミディアムテンポの、みちるさんにとても合った1曲でした。続けて演奏されたのは、AKB48卒業後にリリースされたみちるさんのファーストソロアルバム「卒業」に収録されている『勇敢な僕ら』。仲の良かった大島麻衣さんの卒業に際し、すでに卒業していたみちるさんと折井あゆみさんとで共作した1曲。生で聴くのは初めてでした。意外な選曲でしたね。


後半も大詰め。ラストシークエンスは新譜から『ロックンロール・アップルパイ』。『逆光』とは全く違う世界観で、ビートルズへのオマージュでもあるみちる版ロックンロール。この曲は歌詞も担当。もう、可愛らしさ満載です。静止画のみの撮影OK曲でした。クックパッドを見てイメージしたそうで、歌詞にはちゃんとオチもついています^ ^
そしてエンディングは『坂道の途中』。予定調和な曲にならないところが良いですね。


満場の拍手に応えてのアンコールは、『マジックアワー』、そして『一緒に旅する君へ』でした。

みちるさんの気持ちが共演者にも聴衆にも伝わって、本当に素晴らしいとしか言いようのないライブでした。

物販では待ちに待った新譜をさっそくゲット。信藤三雄さんによるジャケットのアートワークもミステリアスな感じに仕上がっており、みちるさんの新たな一面を切り取っています。
収録曲は、
1. 逆光
2. ロックンロール・アップルパイ
3. さよならブルーバード
4. ガンバレ!
5. 逆光 (instrumental)
6. ロックンロール・アップルパイ (instrumental)
7. さよならブルーバード (instrumental)

今回のライブで演奏されなかったのは『ガンバレ!』ですが、みちるさんがAKB48時代に書いた曲で、秋元康さんが詞をつけた名曲です。前述のアルバム「卒業」に収録されていますが今は廃盤(AKBのアルバムには入っているのかな?)。今回はアレンジを変えて、1人多重録音になっています。オリジナルよりもポップな仕上がりになっています。




さて、次回のワンマンライブは、4月27日に代官山の「晴れたら空に豆まいて」で、本日と同じメンバーで行われます。プロデューサーのサリー久保田さんもゲスト出演されるとのこと。今日の演奏を聴くと、とても期待が高まります。


興味を持たれている方、ぜひ生音で。みちるさんのライブは決して敷居は高くなく雰囲気も良いので(みちらーの方々はいい人ばかりです)、一聴のほどを。クセになること請け合いです。


《セットリスト》
1. 恋のファンフェアー
2. 行きたい方へ
3. オレンジ色
4. 話しかけたかった(南野陽子)
5. い・じ・わ・る・ダーリン
6. You Love Me
7. 逆光
8. ワンダランド
9. 鏡の中の私
10. ONE-TIME LOVE
11. さよならブルーバード
12. ミラクル・マネージュ(les 5-4-3-2-1)
13. 勇敢な僕ら
14. ロックンロール・アップルパイ
15. 坂道の途中
Enc1. マジックアワー
Enc2. 一緒に旅する君へ

写真はみちるさんのインスタなどからお借りしているもの、あります。多謝🙇🏻‍♂️