先日お知らせした自主回収騒動では、たくさんの方々にご心配をおかけし、本当に申し訳ありません…
6月7日の回収期間終了まで、しばらく委託販売のほうは自粛しております。
楽しみにしてくださっている皆様には、ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願い致します。


これまで、とにかくアイシングクッキーを知ってもらいたい、たくさんの人に見てもらいたい、食べてもらいたいと、販路開拓や宣伝活動など、必死に考え、行動してきました。

その結果、不特定多数の人の手に渡る機会が増え、大変喜ばしいことではありますが、その一方で、食品を扱う身として一番大切な、安全性に対する意識が足りていなかったと、今回の騒動で大いに反省する機会をいただきました。本当に申し訳ありませんでした。
そして、対象となる方々にとっては、食品のアレルギー表示がいかに重要か、そして万が一アレルギー症状を引き起こし、場合によっては命を落とす危険もあるという点では、自分の認識不足から重大な問題となる前に保健所から指摘をしてもらったことに、深く感謝もしております。

実際に、
「小麦アレルギーがあることは知っていたが、薄力粉と記載されていたため小麦粉ではないから大丈夫だろうと判断した祖父が、孫にクッキーを食べさせてしまい、軽いアレルギー症状を発症した。」
すぐに処置をしたので大丈夫だった。
主婦なら薄力粉=小麦粉とわかるが、料理をしない男性にはわからないこともある。

という内容のメッセージが私のもとに寄せられました。幸い大事には至らなかったこともあり、返金対応のみで許していただいたのですが…


食品でも、その場で提供するものには特に表示の義務はありませんが、そうではなく包装して持ち運びができるようになっているもの(製造者と販売者が違うケースなど)に関しては、様々な決まりがあります。

製造場所の許可さえあれば食品の販売は可能で、もしかしたらあまり知識がなく、私のように食品表示法違反になってしまっている関係者の方もいらっしゃるのではないだろうか…

偉そうに言える立場ではないことは重々わかっていますが、
私にできることは、今回の出来事を発信することではないか、と考えました。

同じアイシングクッキーを扱う業界の方々にもこの事実を知ってもらう必要がある、と強く感じ、当事者ご本人の許可を得て記事を書かせていただきました。

しっかりと規定を守り、きちんとされているからうちは大丈夫だ、という方もいらっしゃると思うので、このことで不快な思いをさせてしまっていたら、すみません😢⤵️⤵️


恥ずかしながら、違反を指摘され、報告書を提出したり、県や国のホームページにも違反者として情報が掲載され、実際にアレルギーを起こした方への対応などで、正直かなり落ち込みましたし、自信を無くしたのは事実です。

ですが、落ち込んでばかりいても仕方ない、きちんと規定に従い表示を見直し、また正式に販売をするんだ!と決意し、保健所に十分確認をして表示を改めました。

委託先のセンザキッチン様、井筒屋様には多大なご迷惑をおかけしたにも関わらず快く再販の許可をいただきましたこと、この場をお借りして感謝申し上げます。

そして何より、いつもそばで心配してくださったり、励ましのメッセージをくださったり、声をかけてくださったり、敢えてそっとしておいてくださったり、支えてくださる周りの方々に救われました。ありがとうございました‼️

クッキー秋田はめげずに前向きにがんばりますので、皆様、また変わらずの応援よろしくお願いします😊


※自粛中ではありますが、オーダー製作や講師の仕事は続けております。
ご依頼お待ちしております。