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クッキーの最期のことを記録として残そうと想いました。

書くことはないだろうと想っていたのだけど、クッキーの生き様も合わせて応援してくださった方々とシェアすることがクッキーの望みでもあるので書いてみました。

追記に書きましたのでシェアしてくださる方は引き続き読んでくださいね。

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M動物病院のS先生、K先生、スタッフの皆様
ありがとうございました。
クッキーの調子が悪く泣きながら飛び込んでも帰りには笑顔にしてくれる、そんな心強い存在でした。
この病院がなかったら頑張れなかったです。
ずっと支えてくださってありがとうございます。

北大動物病院のH先生、研修医のA先生
2年と少しの間でしたが、とても良くしてくださり感謝します。
希望を持って介護をすることができました。
海外出張中も対応頂き、どれだけ救われたか知れません。
また、クッキーの病気以外のことも気軽に相談に乗って頂きありがとうございます。

カイロのムーちゃんパパ
長い間ありがとうございました。
クッキーは優しいムーちゃんパパが大好きでした。
クッキーと私を救ってくださりありがとうございます。


8月7日、クッキーの容態は一進一退。
調子が良ければ酸素の必要がなくいられるが、呼吸が苦しくなると伏せの状態のまま動くことができない。
ゴハンももちろん食べられない。

「このままどんどん悪化して見ているのが辛いほど苦しむなら安楽死を考えよう」と話し合った。
じゃなければ私が手を掛けてしまいそうで怖かった。
食べてくれない恐怖、食べても吐出してもがき苦しませる恐怖で、イライラして・・・たぶん、常軌を逸する寸前だった。


夜、布団に入って少しすると誰かにベランダのガラス戸を「ドン!」と叩かれた音がした。
今思えば、お迎えが来た合図だったのかもしれない。


肌寒い夜だったのでベランダは閉めて、鍵もかっていたので多少の安心と共に眠りに堕ちた。
クッキーもスヤスヤと酸素の必要なし。
「ポックリ逝きなさいよ!絶対に苦しんで死んだらダメだからね、ポックリだよ!」
いつものようにそう言い聞かせて寝た。

8月8日、朝は食べれなかったので夜こそは、と思いデビフのウエットフードをあげた。
人間の赤ちゃん用のスプーンで練って時間をかけて少しずつ喉に詰まらないように寝かせては食べさせ、伏せの体勢に戻し、チアノーゼが治まったらまた寝かせて食べさせる・・・を何度か繰り返すと完食できた。
久し振りに、本当に久し振りに全部食べられた!
「偉い!!偉いね~~!」
と褒めるとクッキーも嬉しそうな顔をした。

テレビを見ているとクッキーが突然オェーっとえずく。
そのあとで小さな痙攣発作のようなものが起きた。

クッキーを撫でながら、辛く当たったことを謝った。
アンタが苦しむ姿を見たくないから、食べて欲しいからキツイことを言ったんだよ、ゴメンネ。

そして続けた。

私を選んで来てくれてありがとう。
大好きだよ!


夜中の3時頃、クッキーの吠え声で目が覚めた。
少し呼吸が苦しそう、タイマーを掛けて酸素のスイッチを入れる。
クッキーを撫でながら30分でスイッチが切れるとクッキーはまた吠えた。
起きてクッキーの口元に酸素のノズルを持って行って確実に酸素を吸わせるが、なぜかイヤがる。
酸素を吸えばラクになることを理解しているはずなのに?
寝返りをさせてもグッタリした感じで自ら動こうとしない。
クッキーがオカシイ。
そして「ギャン!」と吠える。
お水を飲ませるとシリンジで20CC飲む。
喉が渇いていたのかな・・・
そうであって欲しかった。

日が昇ってもクッキーは辛そう。
オシッコは?と聞くとしたいと言うので、ペットシーツに連れて行くとこれもまた本当に久し振りに、私の介添えで立ったまま用を足した。
し終わった後に私を振り返って
「できたよ!」と自慢気に言った。

いつもの場所に戻しても酸素はいらないと顔をあっちにむけたりこっちに向けたりして拒否。
何度も嗚咽。
最悪なことに、クッキーは金魚のように
パクパクパク
と口を開けて呼吸を始めてしまった。

そして「ギャン、ギャン!」と吠える。
どうしよう・・・・
抱き上げて落ち着かせる。
伏せの体勢に体を置こうとしたらグニャっと倒れ込んでしまった。
後ろ足を引っ張っても反応がない。
そして吠えながら頭を上げて私を探す。
触ってあげると安心したように頭を下げる。
目も見えていない。
酸素を90%の濃度にしてもチアノーゼが解消されない。
これほどまでに嗚咽とパンティングをしているのに心臓は、ゆっくりゆっくり鼓動を打っていた。

何故かこんな時なのに少量のニュートリカルに薬を混ぜてを飲ませると素直に飲み込んだ。
ペロッと舐めて「ありがとう」と言った。

もし、今日仕事を休んでクッキーが今日逝ったら明日も休むことになる、そうするとお盆休みに入ってしまう。
頼まれた仕事を終わらせないと仕事場先に迷惑をかけてしまう。
ギリギリまで介抱してボサボサの姿のまま手近にあった服を着て仕事に行くことにした。
何なら昼で帰って来よう。
クッキーは何も言わず黙って私を見ていた。

「バイバイ!」
いつものように手を振る。
クッキーはじっと私を見つめたまま。
もう一度クッキーのホッペにプププってするために戻ろうとするが、足が動かない。

どうして?

母に「死んでも絶対に電話はしないで!でも危篤になったら帰ってくるから直ぐに電話して」
と伝えて戻ることなく仕事に向かった。

13時に様子を聞くために家に電話した時、母はクッキーは吠えているし、水も飲んだから大丈夫そうだ、と言い電話をクッキーに代わってくれた。
苦しそうな呼吸音が伝わってきた。
「大丈夫かい?私が家に帰るまで待っててよ!絶対に逝ったらダメだよ!」
クッキーは何も言わない。

だって、「もう逝くよ」なんて言うと私は何もかも捨てて半狂乱になって家に帰ってしまうことをクッキーは十分知っていたから。

仕事を終えて家に帰ると窓辺で私を待っている母がいた。
両手で×を作っていた。
そして「死んだ・・・」と言った。
「え?死んだの?あ、そう・・・・」
割りと冷静に家の中に入った。
だってクッキーが私のいない時に逝くはずがない。
でも、横たわるクッキーの姿を見たら現実だった。
クッキーに抱きついて狂ったように泣き叫んだ。



母は1日中酸素をあげてくれた。
その合間に抱っこして家の中を一緒に見て歩いた。

クッキーは酸素をイヤがってイヤがって最後は酸素のチューブを自分の鼻先で飛ばしてしまったらしい。
そんな元気があるなら大丈夫。
するとウトウトとしてきたので「やっと寝る」と安心していた。
腰を伸ばそうとクッキーから一瞬離れた時、オシッコの匂いがしたのでタオルを取り換えようとクッキーに触ったら何かが変、心臓に手を当てたら動いていなかった、もう逝っていたらしい。

まったく苦しまず、穏やかで安らかな最期。
そんな眠るように逝ける死もあるものだと思わせるくらいの最期でした。
(葬儀社の方もあまりにも穏やかな顔をしているため驚いていました)

私はどこかでクッキーがその日に逝くことを知っていました。
もし逝った日に私が仕事を休んで一緒に居たらクッキーは逝かなかった、私がいない時間を見計らって逝くことは彼が決めたことだったので、私がどう足掻いても死に目には立ち会えなかったのです。

最後に見たクッキーの姿が後々彼の最後の姿として私達の脳裏に焼き付きます。
いつまで経っても死に際が私達の記憶に残るのはクッキーの本意ではありませんでした。
クッキーは楽しいことが好きでした。

今まで幸せだったことを証明するためにクッキーが選んだ死に方です。




3年前に太尾和子さんのセッションを受けた時に一番聞きたかったことは彼の死についてでした。
延命のことや安楽死のことも含めて質問をしました。
「そんなに長くは一緒に居られないよ。あと2~3年。でも心配しないで、死ぬ時は自分で決めるから。ちゃんと食べて、床ずれができたり毛が抜けたりすることもなく綺麗な体のまま死ぬよ。だからその時まで楽しいことをたくさんしよう!

misakoはクリエイティブでパワフルな女性、だから望むことは何だってできる。
僕が障害になってmisakoは新しことを始められなかったけど、僕が居なくなることで足枷がなくなって上手く行く。でもそれはmisakoのために僕が犠牲になって死ぬってことじゃない。たまたま同じ時期に重なるだけだから、決して自分を責めないように。」

クッキーを安楽死から救った後、度重なるリウマチの再燃で何度も地獄の苦しみを味あわせてしまうことになり、助けたことに罪悪感を抱き続け、助けて良かったのか否かはクッキーが死ぬ時にその答えは出るのだろうと思っていました。
可愛いと思う余裕もなく、ただ通院して副作用の強い薬で苦ませてもいるのに、たいしたこともしてあげられないなんて、可哀相だと自責の念に苛まれてもいました。

答えは?
あの、眠ったような安らかな顔が答えです。

クッキーは凄いです。
自慢の息子です。


最後に、リウマチワンコのために私が推測するクッキーの死因について記します。
クッキーは重度の状態だったため、過去に環椎軸の亜脱臼を起こしています。
その後は水泳によって驚くほどの筋肉が首周りに付き頸椎を保護していました。
ところが、2年ほど前からクレアチンの数値が低く、少しずつ体中の筋肉が萎えてきていました。体重も4キロを切り、体力も衰えてきました。
頸椎と胸椎を結ぶ部分の骨折に加え、首周りの筋肉がなくなった環椎軸も悲鳴を上げていたのだと思います。(ギャンと言う吠え声は脱臼の痛み?)
結果、脱臼した環椎軸が脊椎を圧迫し、中枢神経に触り呼吸停止・心停止した。
もしくは低酸素による心停止だと推測します。



今まで支えてくださった多くの方々にたくさんのありがとうを。
乱交配、ペットショップで動物を買うことが何の罪もない動物たちに苦しみを与えることを当たり前のこととして捉えられる世の中になりますよう願って止みません。


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*自分の記録用に2012年4月15日のセッションでクッキーが話したことを追記しておきます。
きっとこれはこれからいつか天国へ行くであろうコ達にも共通する願いなのかもしれません。


開口一番に
「逝く準備を始めた。」
と言った。

「僕は犬として逝きます。
なので少し距離を置くことにしました。べったりくっついていた感触を持ったまま逝くと悲しみが深くなる。だから気持ちを離して僕が逝っても悲しまないようにするためにね。」


「僕が逝っても毛や骨は絶対に残さないでね。残してしまうと僕が死んだ現実がいつまで経っても目の前の現実になってしまう。
僕が逝っても、今を生きて!」