こんにちは
クッキーは、褒められて伸びるタイプです
家庭で暮らす動物のほとんどがそうですよね
自分が褒められる行いをしたら、家族が笑顔になるからでしょうか
散歩に行くたび、彼をぶっちぎりで褒め上げます
集中して、まっすぐ歩けたとき
私の誘導に柔軟に協力してくれるとき
「危ない」「気を付けて」の声で ペースを落としたり、急ブレーキがかけられること
などなど・・
志村けんさんの「ダイジョ~ブだぁ」みたいな言い方で
「クッキー、上手だぁ」
を繰り返したり
私の横につけて、ちょっと小走りできたら
「お? いいね、イイね ・・・いいよ~」
「まっすぐね。 そうそう いいよ~」
鈴の音とともに、常に声をかけ道を行きます
失明してから時が経ち、今は随分と自ら道を進むことができるようになりましたが
はじめのころは 私も慣れていなかったし
私の焦りと クッキーの意志がぶつかって
思うように歩くことができませんでした
そんなとき、クッキーは
「もう 帰る」という表情で、歩くことを諦めることが多かったんです
だから、毎日少しずつできることが増えるたび、いっぱい褒めて
クッキーは褒められるたび、さらに頑張るようになり
現在は 定番の散歩コース(3パターン)なら、危険なく軽快に歩けるようになりました
褒めることは 自分も相手も気持ちいいし、色々な面で良い効果がある
80%は褒める 残りの20%は、注意したり怒ったり
時に意図的に怖い思いをさせたり、痛い思いをさせたり
そうして 「いけない」ことを 目が見えないけれど意志が強く歳をとった彼に教えます
目が見えないぶん、 匂いに対してものすごく執着するので
時に 気になる場所から頑としてでも離れず、頭をっ込んでいきます
そこがもし 危険な場所(枯れ枝が飛び出していたり、不潔そうな場所)なら
厳しく「怖いよ!」 「危ない!」と声をかけます
それでも知らん顔をしていたら、怒り口調で「あかんよ!」 「どうして?」 「ノー」
クッキーは ムーッとするんですけどね
いつものことです 笑 気にしない
歩行時 リードは2点で支えます
ハンドル側はしっかりコントロール役
下方のもう一点は、手のひらに乗せて滑らせている程度です
↓ この絵ではわかりにくいですが、 この持ち方で、クッキーと自分の体は
基本的には 並行状態を維持して歩きます
クッキーの体に対して垂直に、時に前傾で ごく微力、上に引き気味で持ち
「補助してるよ」と理解させます
「僕には命綱が付いている」と感じるのか
怖がらずグイグイ歩く
垂直の状態から、右や左にリードを傾け方向転換を促すと 従います
歩くことは、楽しみや希望探し
だから、「お互い協力しなきゃ いけないよ」と
いつも クッキーに伝えています
全盲の犬との暮らしについて、驚くほど参考書がありませんね
(老犬の介護の本は結構あるのですが)
同じような状況で愛犬と暮らしている方
「うちは こんなこと実践してます」みたいな
レクチャーいただけたら、とっても参考になる クッキー家です!
たのんます!
ははは!