こんばんは  クッキーですわんわん








                              あ・・・・・

 
                             あんま 見んといて?




                                  わんわんぃゃ




                             「チャプチャプする?」


                              その言葉、嫌いやわ







                           ・・・・・・・・。




                            でも・・・・




                            そうそう!そこ!!






                           ブローはサイコ-なんや~





                                  クローバー



                          今日、クッキーの夕方のお散歩

                       いつもはハーバー方面に行くんですけど

                    珍しくクッキーが拒否して、近所の公園に行きました



                     

                     そこには初めて見かける4-5歳くらいの男の子がいて

                        小さなチワワの女の子といっしょに居ました



                                   よく見ると


                      10メートルくらいの高さのアスレチックドームの上から

           小さなチワワのリードを引っ張って、急な斜面から引きずり降ろそうとしていました



                     私はびっくりして、でも少し様子を見ていて・・


   その男の子は私の視線に気付いて、引きずり降ろそうとしていたチワワを、抱きかかえて、ドームか    ら降りてきました




          でも・・・明らかに私に見せつけるように、チワワの首を絞めるような抱き方をしたり


  更には、またチワワを抱いて、ドームの上に上って、チワワを引きずり降ろして楽しんでいるような姿が

  見られました





                こどもに注意したり、関わると・・・やっかいなこの時代

                 モンスターペアレントに何いわれるかわからないし・・・


                               女の子

                           どうしよ、どうしよ・・・


                    でも、あのチワワちゃんは丸くなって震えてる 




                          私はクッキーをその辺に縛って

                             ヨイショ!ヨイショ!

                        その男の子の傍に登って行きました


                     男の子は少しびっくりして「どうしよう」というような様子

                    自分が良くない事をしていることがわかっているのかな




                           「わんちゃん、かわいいね!」


                            男の子は無表情でうなずく


        「でも、こんな小さなワンちゃんが、こんな高い所に登って引っ張られたらすごく怖いよ」



                             男の子はウンとうなずく



                 小さな痩せっぽちのチワワは震えて、私にすり寄って怯えている

                        


                「この子は君の妹でしょ? 優しくしてあげないとかわいそうだよ?」



                            男の子、下を向いてうなずく




 「もし、君に誰かが怖い思いさせたら、ママが心配するでしょ?このワンちゃんだっておんなじ。 このワンちゃんのママが悲しむよ?」


                          うん、と男の子がうなずいた



 「このワンちゃんはね、君の大事な妹でしょ?君は優しいお兄さんなんだから、この子の怖がることや、悲しい思いをさせてはダメ。 優しくしてあげたら、このワンちゃんはすごくうれしいよ」



                うん、という男の子に、抱き方を教えてあげると、上手に出来た

                「すごいねー!上手!」とほめてあげると、嬉しそうな笑顔になった



                  そのドームをゆっくり、チワワを抱えて降りて行った男の子

                           見守る私の方を降り返ったので

                        「バイバイ!」と大きく手を振ってみたら

                  片手で慎重にチワワを抱きかかえながら、手を振ってくれた






                           私は複雑な気持ちになりました


                    子供は、動物が大好きな子が多くて、興味津々で


            でも、大人がきちんと命の大切さを教えてあげなければ、残酷な性分にもなる


                         私は、クッキーを連れてお散歩に行くとき

                    心無い動作や言葉を投げかけてくる小学生にたまに会います

       

                     でも、いつも優しい笑顔を向けてくれる小学生もいます




                        動物はおもちゃやぬいぐるみと違うから

                      命があって、人間と同じで限界があるのだから


              それを大人が子供たちに教えていかなければならないと、私は思います

                        だって、子供は分別がないのだから 




                           動物を飼う家庭の親御さん

                   責任を持って、自分の子供に命の教育をしてほしい




             そこからできなければ、いつまでたっても悲しい事件はなくならないのです