熱源 /川越 宗一
耳や目に慣れないという表現があっているだろうか
中国の歴史小説も読まないのは
登場人物の名前を目にするたび
自分の中に入ってこないから
この小説ではポーランド系やロシア系の名前が出てくる部分では
読むペースが遅くなっていたが
何故か慣れないはずのアイヌの名前には抵抗もなく
すんなり入ってきていた
明治大正昭和
その中で生きる少数民族であるアイヌ出身の主人公が描かれている
これはただのフィクションなのだろうか
その時代に生きて目にしてきたのかと錯覚を覚えてしまう
読み進めるごとに物語に、登場人物に引き込まれていく
それも納得するほどの参考文献の数が最後に紹介されていて
初めて気づく
この主人公は実在していた人物なのだと
戦争
優勝劣敗
たくさんのことを考えさせられる内容です
ただ、読んでいる間に考えさせられたその内容も
最後には輝くかのような力強さで物語が終わる
読み終えて樺太旅行を検索し地図を見る
聖地巡礼と言うのだろうか
樺太へいますぐにでも行ってみたい
アニメを見てその舞台を見にいく人たちの気持ちが少し理解できた
歴史小説
