毎日降り続ける雪


車を出すにも

まず、車庫の前の
雪掻きをしないとダメな状態(><;)


雪掻き、って
昔はニュースなんかで見て


うわ~、
スコップで
サクサク雪掻きするのって

めっちゃ面白そう~~~(´∀`)


って思ってたけど


北陸の湿った雪は
積もるにしたがって
重みでギュッと圧縮されて



まるで、岩みたいに
重くて堅いのだった・・( ̄Д ̄;;



去年はほとんど雪掻きなんか
必要なかったのに


今年は何年かぶりの大雪で


ああ、腰に来る・・・(T▽T;)



うちは、特に
山の上にあるので


同じ町内でも
ふもとより
20センチは積もってるな



確かに雪掻きって

たまになら楽しいけど


こうも連日朝晩続くと



このままここに住んでて大丈夫だろうか・・・?



・・って、老後の生活が
不安になるよ



でも、
彼が住んでるのは


同じ北陸とはいえ
海に近いところなので


雪は降るけど
あまり積雪は多くない



メールで



今日も雪掻きで

背中が痛いよ~~~(><;)





って言ったら




心配だけど

俺が代わりに
りるらの家の
雪掻きしにいく訳にいかんもんなあ~




・・って、そらそうだよ(;^_^A





んで、


今度会った時


背中と腰の
マッサージしてあげるね


俺のことだから
手がすべって

他のとこまで
マッサージしちゃいそうだね






確かに

背中と腰だけじゃ

済みそうにないね(;^_^A




今夜は

今年2回目の
週末コンサートで
唄ってる彼


出かける前に

いつものように
メールをくれた



これからやって来るね

◯◯が好きです

大好きです

愛してるよ◯◯


行ってきます





へへへ

幸せ(´∀`)




なんて、



会えない週末も

こうやって

彼にガッチリと

ハートを掴まれちゃうのは


ちょっと癪なんだけど







我ながら

あ~あ、単純だなあ・・・・


って思うんだけどね




ま、とりあえず

次のデートまで



毎日雪掻き頑張りますわヽ(;´ω`)ノ


ピグのお友達と
恋バナをしていて

彼と初めて手をつないだときのことを
思い出した。




それは、3回目のデートの
車の中


美味しいお豆腐料理の店に
お昼を食べにいくことになって


紅葉にはまだ早い
山の中を
走っているときだった



彼の気持ちは

初めに会った時に
既に聞いてわかっていたし、


いけないことだとは
思っていても



誘われるともうドキドキして
嬉しくて


断ることなんて到底できなかった





だけど、かといって


だいたい
この人のことが
ホントに好きなのか?


って感じで



自分自身の気持ちも
まだ、定かじゃなかった




彼の車の助手席に座っていても



あ~~、私、なんでこんなところに

こんな人といるんだろう・・?(・Θ・;)




って、心の中では

何度も何度も
自問していた




まだ彼のこと、何も知らない

どんな人かもよくわかってない・・・



そんな、不安な気持ちから


会話もぎこちなくて


聞きたいことがあっても


“こんなこと聞いたら引かれるかも”

“話の腰を折ったら失礼だな・・・”



なんて、

口に出すのがためらわれて

結局言い出せなくて・・



彼の話に微笑んだり

相づちを打つのが

やっとやっとだった



そんなとき、ふいに

彼が




「手、つなごうか」



って言ったんだ





「え ((゚m゚;)」


って、驚いた




旦那と最後に手をつないだのは

もう20年以上前だったと思う


結婚前には

よく手をつないで歩いたよ



結婚し、出産してからは

私が手をつなぐ相手は


息子と娘になった




それももう10年以上前のこと




それに、過去に付き合った人達とも
旦那とも


車の中で運転中の人と
手をつないだことって

それまでなかった



そんな、改まって言われたら

うんもいいえも言えないじゃん(・・;)




「やだ

こんなオバさんと手つないでも

楽しくないでしょ~(^o^;)」




って、照れてごまかしたのに



彼は笑いも茶化しもせず

黙って手を差し出した




彼の手に

そっと自分の手のひらを重ねた



とたんに

なんか

気持ちがフワ~~ッと

柔らかくなっていくのを感じたんだ



上手く言えないけど



紅茶の中に落とした
角砂糖が


一瞬でスーッと


溶けていくみたいに





記憶の中に忘れ去られていた


人の肌の感触と


体温の暖かさをダイレクトに感じる

心地よさってのを


瞬時に思い出した



まるで目が覚めたみたいな衝撃




緊張しすぎて

手の先に体中の全神経が

集中しちゃったみたいで



そう、

まるで手のひら全体が

性感帯になったみたいに



ゾクゾクしたの




きっと、

彼もそうだったんだと思う



「ああ、りるらの手


気持ちいいなあ・・・」



「落ち着くなあ・・」




って、しばらく無言になって

お互いに指を絡めて


感触を楽しんでいたね






そのとき私たち、すでに

エッチも済んでたんだから


“何を今さら”




・・って思われるかもしれないけど



その時初めて

彼の身体に


触れた


・・って感じがしたんだよね




不思議なことに、


手をつないでいると


会話がなくても

気詰まりじゃなくなった



黙ってても

何も聞かなくても


わかってくれてるような気がする






手を握ると

ギュッと握り返してくれる

すごい安心感




時々


つないだ手に

頬ずりして

キスをしてくれる彼



そんなことだけで



愛しさとか

優しさとか

思いやりとか



そんな、たぶん言葉にしたら

陳腐なものたちが


そのままの形で



ストンと心の深いところに

届くような気がしたよ




あの時以来

どこに行くときも



私たちは車に乗ると

必ず手をつなぐようになった




東北まで、7~8時間かけて

ドライブしたときは


さすがに

まさかねえ・・





って思っていたけど




ホントにずーっと

つなぎ通したもんねヽ(;´ω`)ノ





いまでも手に触れただけで


胸の中が

暖かいもので
満たされる気がする



会う前に



“あれも聞こう”

“これも言わなきゃ”





・・・って
いろいろ考えていても




その手に触れると

どうでもよくなっちゃう




信じられる?

40すぎの中年が


手をつないだだけで


臓が高鳴って心が震えて




何もかもぶっ飛ぶくらい

幸せな気分になれるなんてこと




彼は、いつも会社帰りに
スーパーに寄って

今夜の晩酌に、って


夕飯のおかずの他に

自分用の刺身を買って帰るほどの
お魚好き(;^_^A

(奥さんはビールのアテは用意してくれないらしい)


今日も、

ブリで日本一有名な
漁港に来てるんだから


やっぱり夜用に買って帰りたいな


って、前から言っていたの



それで
道の駅の中にある
魚市場に行ってみた


旅館の仲居さんも、

毎朝、大漁のブリが
上がってますよ~


・・って教えてくれたし


だけど、時間が遅かったせいで


市場のブリはほぼ売り切れ



「完売御礼」の札が下がった
店ばかりだったの

たまにあっても、

半身で4万円
みたいな
素人向けじゃない大物ばかり(・_・;)



それで、

市場の近くの
スーパーに行ってみることにした



彼と並んでスーパーで買い物するのって

なんか、夫婦のまねごとしてるみたいで

ちょっとドキドキする




思った通り
天然ブリの盛り合わせが

手頃な値段でいっぱいあって


彼が適当なのを一つ選ぶ



私は、精肉売り場で

すっごくお買い得な

ワンコ用の鶏肉を見つけたので


鶏の胸肉を2キロ買うことにしたの




レジでお金を払う時

彼が出しそうになったから


「私が払うよ、刺身も一緒に」


って言ったのね



彼は


「え、でも」



って言いかけたけど

結局私が払うことに。



いつも、食べ物も飲み物もホテル代も
全部彼に出してもらってる上に



ワンコ用の肉まで
・・・ってわけには行かないよね(^o^;)


(って言っても、彼のお刺身なんて
600円弱なんだけど)



それでも、片手に刺身パック
片手に私の鶏肉持って


「やった~、りるらに刺身買ってもらった」


「これで夜ビール飲も」





って、すごい嬉しそうに

してる彼と

並んでスーパーの外に出たの





そしたら






フワッ




・・・って、

黒い大きな影が

彼の横を通り過ぎた・・





・・・って思ったら



目の前の空に


大きな鳥が

刺身パックを足にガッチリ掴んだまま


舞い上がっていくのが見えたの







トンビに刺身パック

盗られたなう・・・Σ(~∀~||;)







そっか

ここは、港町だった。。


以前、輪島で

ソフトクリーム盗られたことある私


用心するべきだった・・・・


って思っても

もう、後の祭り。




彼のほうは、あまりの出来事に


固まったまま

呆然と立ちすくんでいたよヽ(;´ω`)ノ



「やられたね・・・」



という私の言葉に

彼は
一瞬で我に帰って

トンビがとまった電柱のほうに

駆け出そうとしたんだけど


「もうダメ!

もう行っても無駄だってば!!」




って、止めさせた


そしたら


「あああああ

悔しい・・・

りるらが

せっかく買ってくれたブリ

盗られたのが悔しい・・」




って言いながら
がっくり肩を落として

しょんぼり車に乗り込もうとするから



「ね、もう一個、買ってこよ」



って声かけた



戸惑う彼に


「だって、このまま帰ったら

悔しい思い出だけ残るじゃん。


せっかく来たんだし

ここはやっぱりブリ買って帰らなきゃ!」



って言って、スーパーに彼を引っ張って

行ったの。



この頃には、もう
私は



笑いが止まらなかったんだよね


彼のキョトンとした顔も

電柱の上で
大喜びしてるトンビも

もう、何もかも

おかしくておかしくて・・・・(≧▽≦)

(↑ひどい女)




「トンビも今日は

ずいぶんなごちそうだって喜んでるよね~~」





っていいながら、

今度は

彼に、一回り大きい刺身パックを

買ってあげたの



「やっぱトンビと◯◯は

差をつけなきゃ」




ってね



レジでお金を払うとき、


レジ係のおばちゃんが


「お客さん、パックのまま持っていかれるんなら

トンビに狙われないようにしてくださいね」





って言うんだよ!




最初に買った時に
言って欲しかったよ~~~~(;^_^A




彼も、その時は

「もう、さっき盗られましたわ
これ2つ目」



って、いつもみたいに笑いながら答えて

レジの人は

「ま~!それは申し訳ありません!」

って恐縮してたけどね





帰り道はしばらく

トンビの話で
盛り上がったよ



夕方5時半過ぎ
待ち合わせ場所に到着



しばらくエンジンを停めて

キスを交わしたあと




6時過ぎにバイバイ






夜のお休みメールでは



「くっそうトンビめ



俺、涙目だったやろ



あれりるらに買ってもらったやつだったから

なおさらなんだわ



自分で買ったやつなら

許してやったんだけど



悔しいから


今度コンサートのトークの時

喋ってやる



りるらに買いなおしてもらったブリ

美味しかったよ



どうもありがとう」







だって(´∀`)




「コンサートのMCのネタが出来て

よかったじゃん(^ε^)



わたしのほうこそ

どうもありがとう


温泉もお料理も◯◯も



めっちゃ最高だったよ」




・・って返信したよ




トンビにブランドものの天然ブリを差し上げる・・・

な~~んて

思わぬ大盤振る舞いしちゃったけど



おかげで

子犬のようにとまどってる


レアな(?)彼の顔が見られて


わたし的にはラッキーかも( ´艸`)



それに


今日のこと、2人とも忘れないよ

きっと一生、ね





ホントにホントに


ブリ三昧の

一日だったね≧(´▽`)≦