妹と一緒に2泊3日のパックツーに参加して
北九州地域に行って来た。
湯布院 別府 柳川 長崎の各地方。
湯布院はちょっと期待外れだった。
20年位前の婦人雑誌に載っていた湯布院の高級イメージが
強かったのもあるが、
行ってみたら、一時の清里や、原宿の竹下通りのよう。
(この後清里はさびれてしまった。)
アジア系の観光客が多くて、
歩くのも大変なくらいの混雑ぶり。
道には立ち食いのお店が立ち並ぶ。
その中で、高級旅館亀井別荘のあたりは
感じが良かった。
売店で買ったスイートポテトも
甘さ控えめでとても美味。
そしてこの夜泊まった別府のホテルにも
アジア系の人達が一杯。
温泉も騒がしくて落ち着かなかったが、
九州はこういうインバウンド観光で景気が
支えられているのだというのが
良く分かった。
地域の経済を活性化して
住民の経済をよくしていくためには
やはり時代の変化に対応して行かなければならない。
その地域の伝統的な日本の良さや伝統的なものを
失っていく事になるのは残念な事ではあるけど
弱体化している日本は、そういう形で
生き残っていくしかないだろう。
グローバル化は今後更に進むだろうし
高齢化の進む日本は、
これから観光立国として
やって行くのだなあと感じた事だった。
そしてこれまた以前NHKBSの番組で見て
是非訪れたいと思っていた柳川。
柳川はとても良いところだった。
お天気にも恵まれて、あたたかな陽射しの中
ひんやり冷たい風を顔に受け、
ゆったりと舟に揺られて
静かで穏やかな時間を楽しむ事が出来た。
忘れられない経験となった。
(うなぎせいろ蒸し・・関東者にはタレの甘みが強すぎるよう。)
今回は団体ツアーなのでコースがお濠だけだったが
もし次回行けるなら、個人で行って、
もっと細い住宅地の中の水路での
舟下りをしてみたい。
そして長崎。
一本鳥居を見て、被爆地であることが実感された。
長崎は新・世界の三大夜景に認定されたらしい。
今回は歴史ある長崎の町だけでなく
潜伏キリシタンの町として世界遺産に登録された
外海地区にある出津教会も訪れることが出来た。
ここはかなり長崎市内から遠い。
団体ツアーでバスで連れて行ってもらえないと
中々自分ではいけないような所だ。
260年もの長い間。潜伏キリシタンとして
代々信仰を守って来た・・という事実に
圧倒された。
お上に背きながら、
祖先や家の教えを代々尊び守っていく、
という人々の律義さというか、
その意志がすごいと思う。
自分のようないいかげんで反抗的な人間には
とても出来ない事だ。
と同時に、そこまで人間を縛る・・というか
影響を与える宗教、信仰というものにも
少々怖ろしさを感じるところだ。
長崎市内は自由行動の時間が2時間半、
グラバー園を見て、
ちゃんぽんを食べるだけで精一杯。
グラバー園は予想以上に良かった。
各建築物も良いしお庭も良く整備されている。
出島の塀
もっと色々見てみたかった。
次回はやはり個人旅で、
時間を気にせずじっくりと歩いてみたい。