昨日学生時代の友人から電話があり、

88歳の母上が亡くなられたそうだ。

 

友人は結婚以来実家で両親と同居。

10年位前に父上を看取り、その後離婚。

 

お子達は独立していて、

近くに住む未婚の妹さんと二人で

ずっと母上の面倒を見てきた。

 

数日前まである程度元気でいて

当日自宅ベッドからと起きると言って

妹さんと二人で起こそうと手で支えた所で

文字どおり二人の腕の中で静かに亡くなったそうだ。

 

赤血球が減っていく状態で、かなりのしんどさが出てきたらしく

往診してくれる医師から

痛みを和らげる皮膚用テープを処方されていて

1分間の呼吸数に合わせて、そのテープを調整するなど

入院していたら、

とても出来ないような細やかさで看護してきた。

 

これまでの十年位、

友人の人生はほとんど母上の為に費やされてきたが、

とうとう無事に見送ることが出来て

一つ大きな仕事を終えたのだろう。

 

 

そしてご本人曰く、最後も納得できる看取りだったそう!

 

良かったね!というのも変だが

本当にお疲れ様でした!

 

介護が彼女のとても良い経験となり得て、

充実感というか人生に深い満足感をもたらしてくれたと

言う事でしょう。

 

これまでの苦労が報われたという感じがするね。

 

私にはとても出来ない事だ、

立派だと思う。

 

考えてみたら、仲良し5人の仲間のうちで

今年は私の父を含めて3人が亡くなっている。

 

今回の友人の母上と私の母は同年配だが

ずっと具合の悪い我が母が生き永らえている。

 

母は年末で栄養点滴を開始してから3年になる。

ほとんど意識のない状態で点滴によって生かされている。

 

まだ生きていてくれる・・という事は

娘的にはありがたい事ではあるが、

自然に逆らったやり方で

無理に維持されている事でもある。

 

夫の今後のこともあるし、そういう事を色々考えると

難しい複雑な気持ちになる。

 

友人は達成感からか、かなり元気そうだったけど

今は気が張っているけど

しばらくしたらがっくり来そう。

 

そういう時は体調に気をを付けないとね。

 

 


祖母の若い頃
髪の量がハンパない!