一昨日義姉87歳(夫の長姉)と、夫の面会へ行ってきた。

 

義姉は耳が遠くて、特に車の中では話がしにくい。

というかこちらからは大きな声を出さないと伝わらない。

 

車の中では義姉が一人で喋りっぱなしの感じだ。

 

先日子供たちからの提案で、弁護士さんと

自分の死後の相続についての取り決めをしたとの事。

それは良かったと思う。

 

子供たちは、(といっても私の世代に近いが)

皆なかなか良い人たちだ。

 

義姉は87歳で一人暮らし。

家の中はとても綺麗に片付いている。

 

そしてまだお稽古事の教室を自宅てやっている。

LINEもやるし頭はハッキリしている。

 

大変オープンな考え方の人だが、

論理性はあまりなくて、

感情的でかなり自己中心的なところがある。

 

これから後何年生きられるかという話になったが

どうも最低10年は生きるつもりであるらしい。

 

私の実母は義姉の一つ年下だが、

もう2年前から点滴だけで生きながらえていて、

後1年持つかどうか・・というところ。

 

歳をとると個人差が大きいものだ。

 

そして義姉の話によると、自分の人生で

一番良かった時期は70歳からだそうだ。

 

母親の介護(といっても入院していたが)や

子供たちの心配から解放されて

自分の時間を自分の思うがままに使えるようになった70歳、

それからが一番幸せな時代だったそう。

 

それは私も何となく分かる感じがする。

 

確かに15年位前の頃、盛んに

「今が一番幸せ!」と言っていたっけ。

 

そしてヨーロッパに住んでいる50代の娘が

最近仕事を兼ねて帰ってきて

温泉に連れて行ってくれた話になった。

 

私は息子だけなので

「娘さんがいてくれて良かったですね!」 と言ったら、

 

「そうなのよ!

しかも娘が結婚していなくて、

子供がいないのも良かったのよ!」

とコメント。

 

まあ今ぐらいの歳や立場となると、

それが本音なのだろうけれどね。。

 

大変率直な人ではある。

 

一方兄嫁83歳は、義姉とは180度違うタイプで

保守的で義理堅く、何より家族を大事にするタイプ。

ただ古い固定観念から逃げられない所がある。

 

ずっと親族の集まりやお正月には大人数の料理を

用意して、皆に食べさせるのが何よりの幸せで

孫、特に内孫は可愛くて大事で仕方ない。

 

家族の為につくすのが幸せという人。

 

甥は50代で離婚しているが、

甥の妻が出て行ってしまったのには

兄嫁が甥の妻から子供を取り上げてしまい

あたかも自分の子供の様に育ててしまった事も

一因ではないかと密かに思っている。

 

 

ただ兄嫁からは人間の基本的な姿勢で私も教えられる事も

多く、私も思わず襟を正すような事も何度もあった。

 

義姉と兄嫁、余りも違う80代、

15年後20年後の自分を想像する時、

どちらが良いとも言えないが、

二つのタイプの生き方が、

共に私のかなりの参考になると感じている。

 

 

 

ゴディバがコンビニスイーツに(*^^*)