今日の新聞紙面の中に、小中高校生の男女のなりたい職業１位のほとんどが、「会社員」だった。

まあまずこの手のサンプルの取り方、アンケート方法、設問の聞き方、記入方法など様々ところにバイアス要因があるので、この結果を解釈する前にはそうした前提条件を把握してからじゃないので、有効に使えないのが事実ではありますので、それについてどうこういうつもりはありません。

これ以って、夢がどうとか言う方もおられますが、「会社員」ということは、夢とかいうことと関係がなくて。

誤解の無いように言っておきますと、会社員がいけないとか全くそういうことではなくて、そもそも、「職業」と「夢（やりたいこと、なりたい姿）」は、全く別事象の話なんですよね。

一定の相関はあるとしても、ただそれだけのこと。

僕の尊敬する方の一人である株式会社刀の森岡毅さんは、

「やりたいことは、名詞でなくて動詞の中にヒントがある」

とおっしゃいます。

「カバンが好き」は

カバンを”デザインする”ことが好きなのか

ファッションに合わせてカバンを”コーディネートする”ことが楽しいのか

「サッカーが好き」は

”作戦を考える”ことが好きなのか

努力してトレーニングして成長して勝つことが好きなのか

そして

「その動詞の中に、必ず本人の属性が隠れている」

「人と比べるからわからなくなるんです」

とおっしゃっています。

人と比べてどう、世間的にどう、夢を叶えるとは成功者（世間的なね）になること、

そういう価値観ではなく、自分らしさに輝いて、人の役に立っている時、子供って最高の顔をしますよね。

「◯◯さんに頼んでよかった」

「他ではなく◯◯さんにお願いしたいんだよ」

こういう言葉、心にしみます。

つまり、自分らしさで、人の役に立てることが、人の本質的な幸せに繋がってるんだなぁと思いますよね。

あと、冒頭の職業や夢に関するアンケートで同時によくあるのが。

３０〜５０代の大人に聞きました

「夢は叶えましたか」

「叶えることができた　or 叶えられず諦めた」

いやいや、なぜ、終わった感。

「最近の子供は夢をなぁ」とか言うのであれば、そういう大人の姿勢ちゃうか、と思います。

自分も今から目指さんかい。

なぜ己はアガリ（夢終了）で、評論家ポジションやねん。

別にビッグになるとかじゃなくて、いくつになっても

「今はこんな風に幸せだ、でももっとこんなことをしたいんだ」

人生のプレーヤーとして、前に進んでいく、そういうシンプルな姿だと思います。

「僕も早く大人になりたい、あんな大人になりたい」

そう思ってもらえる姿の大人でありたいですね。

あと、講演家の中村文昭さんが自分のことを振り返って言っておられました。

「夢なんか何にも無かったんです。

夢に向かって進んでいるこの師匠を一生懸命応援したかったんです。」

そういうことですよね。

子供に夢見つけさせるんじゃなくて、

大人の姿を通して見させる、

そっちだろなぁと。

今日もがんばっていきましょう。

さて、今年の夏は、子供と一緒に海辺を食べまくります。

食べれるもん全部食べてみる。

子供連れて、しかし子供そっちのけでな（笑）

小中高生の夢「会社員」人気。