狙っていたわけではないのですが、


市長選の最中に現地にいました。


宿泊地もキャンプシュワブの対岸のリゾートホテル。

妄言多謝-辺野古

ちょうど右奥に見えるのがキャンプシュワブで、


その先、陸地が切れる辺りに埋め立てて滑走路を


作るというのが「普天間移設計画」だったらしいです。


車(運良くHV車インサイトでした)で走っていると、


「大浦湾を守れ」といった立看板を見かけました。



沖縄県の人口は約130万人。


人口密度という意味では47都道府県中9位。


なんと8位兵庫県、10位京都府の間。


日本の中ではどちらかというと人が集まった地域。



もう少し詳しく見ると。


本島の中でも南部に人口が集中しているらしく。


中部から北、名護市と国頭郡をあわせても125000人程度。


南側(一番細くなったあたりから南)で90万人が暮らしていて、


日本の中ではかなり人口が密集した地域になるようです。



基地移設問題は「自然を守る」という単純な話ではなく。


人の命と自然、日々の暮らしが入り組んでいます。


人の少ないところに移設すれば自然を犠牲にする。


グアムに移設すれば日本や韓国の安全保障上の問題が


表面化してくる。全てに良い回答は存在しないことが前提。




「観光産業で」という言葉には疑問を感じました。


泊まったホテル自体、開発による赤土の流出で


サンゴを殺しているのでは?と感じることもあり、


自然のためを考えるのであれば観光産業の振興が


良いといえるのかどうか・・・。



本当に自然の美しさを売りにして、


その日にとれた地魚を出してくれるような民宿の方が


よさそうだなあというのが個人的な感想ですが。



「観光産業」として旅行代理店を通じてサービスを


提供しようとすると、品質をを一定にしたりとか、


「自然のまま」とは相容れない「清潔さ」を求められたりとか、


面倒なことが増えるんだろうとも思います。



だからといって基地を頼りに生きていいのか?


ものすごく難しい問題です。


ひとついえるのは。

「東京で納付された税金が地方で使われる」という


発想は捨てるべきではないかということ。


郊外にショッピングセンターを作り、工場を作り。


地方に「地元資本」の起業が減り、


東京本社の大資本が強くなり、


地方には非正規の雇用が多くなっている状況。



植民地時代のプランテーションのかわいい弟


みたいなものにも見えなくもない。


「自由競争」の名の下に東京に富が集中するのは、


外見は違っても結果は同じなのではないかと。


なので。


東京に集まった富を地方に返すことは必要なこと。


「基地と引き換えに」という話ではない。





妄言多謝-慶佐次


慶佐次のマングローブ林。


殆ど人のいないエリアですが、ここを見るための


展望台等の建設には3億円の費用をかけたそうな。



妄言多謝-ジンベエ

美ら海水族館のジンベエザメ。


でかい水槽。遠いのに人が多くてびっくり。



妄言多謝-海の道

4.5kmの海中道路を、海の駅から。


その向こうの橋が浜比嘉大橋。


島を結ぶ橋が結構あります。