サブプライムが原因でワインが安くなる。


なんとなくそんな気がしています。




アメリカのワイン消費は5年前後で世界一に


なるのではないかと言われていました。


そしてここ数年、高級ワインの値上がりが


続いていました。



つまり。


アメリカはバブルでワイン消費が増えていた!


のではないかと。



ということでしばらく3049 エノテカ に注目します。



クーポンスワップ・為替予約でユーロの含み損が


増えている可能性が高く。決算では経常利益が減る。


場合によっては赤字の可能性も。


だけど、実際にフランスから輸入するわけだし、


仕入全額にヘッジしているのでなければ


仕入れ価格が下がる。売上が増えやすくなる。


元々流通で営業利益率が8%もあるなんて立派だし、


ユーロ安は基本的には本業にプラス。



リスクとしては、ワイン価格そのものがバブルに


巻き込まれていて、カーヴのワインが実は


含み損を抱えているなんて可能性があること。


意外に棚卸資産の回転が速いので大丈夫そうな


気はするけれど、借入が多くて財務体質が


強いわけではないので怖い部分はある。



いずれにしても、国内のワイン業者としては


最強なので、中間決算が出たあたりで


安くなるようであれば買おうかな。



以下、アメリカ経済の今後について少し。




日本でもバブルの頃は、一部の成金が


ロマネコンティをピンクのドンペリニョンで割って


飲むと言う、恐ろしいことをやった人がいると言う。


さすがにそこまで趣味が悪いことをしてなくても、


アメリカでも高い物が売れていたはず。



サブプライム・・・というと、ヒスパニック系の人たちが、


突然高金利になるローンを組まされて・・・という話に


なりますが、背景には不動産価格の下落がある。



不動産価格が上がり続けていれば、売ってしまえば


それでおしまい。破産なんてことにはならない。



不動産が下がるとき影響を受けるのは・・・全員。


サブプライムでないローンを組んでいる人も


世の中にはたくさんいる。


そういう人たちも、ローンの残高が家の売却価格より


高いなんてことが普通に起きてくる。


90年代の日本のように。



不動産の評価を見直せば価格が上がって


借入れが増やせてものが買えた時代が、


見直すたびに価値が下がる時代になった。



そして、借金をして消費してしまった分を、


これから少しずつ返していくしかない。


そんな状況です。



真面目に返していくのか、急激なドル安で


乗り切ってしまうのか。


いずれにせよ高いもの、嗜好品への消費は


落ちていくのでしょうね。