ライブドアショック後、日経平均が上昇していることもあり
新興市場からは資金が逃げているようです。
週刊ポストでサイバーエージェントが「次のターゲットだ」と書かれるなど、
まだまだIT企業にとっては厳しい状況が続いています。
さて、ライブドアのような粉飾決算はどこでもできうるのでしょうか?
新興企業に上場している何をやっているかわからないようなIT企業は
所詮は同じ穴の狢で、粉飾なんて日常茶飯事なのでしょうか?
答えはNoだと思います。
ライブドアの監査法人、「港陽監査法人」はその収入の半分以上を
ライブドアグループから得ていたそうです。
つまり、「この決算が適性であると認めろ」と言われたら、首を縦に
振るしかなかったことになります。
これは姉歯建築士と同じ状況です。
さて、他の会社はどうでしょうか?
ソフトバンク・・・中央青山監査法人
楽天・・・新日本監査法人
サイバーエージェント・・・トーマツ
4大監査法人ですね。
エンロンの事件後、アンダーセンはあっさりと姿を消してしまいましたし、
カネボウの事件のあと、中央青山もつらい立場に立たされていました。
そう考えたときに、新興市場の一企業のために、自分たちの会社が
なくなってしまうようなリスクを冒すなんてことは考えがたいです。
ということで、実力のある新興銘柄は今は買い時だろうと思います。