震度5に耐えられない・・・など話題になっていますが。
なぜこんなことがおきたのでしょう?
バブル期に、不動産で失敗したゼネコンを尻目に、
ここ数年は新しいマンションデベロッパーが成長しました。
それぞれ特徴を持ってはいるのですが、一番多いパターンは
「家賃を払うより安く買えるマンションを売る」
というものだったと思います。
高級マンションは未だに三井不動産、三菱地所などの大手が強いです。
「お金を上手に働かせる」という観点から言えば、
「家賃を払うより安く買える」マンションに購入の価値はないのかなと
思います。
というのも。新築ですら「安くなくては売れない」マンションだったわけで、
ここから「新築」という価値がなくなったとき、買い手がつくかどうか。
しかも、「家賃を払うより安いから」と今の低金利下でマンションを購入する
場合、金利上昇時に苦労する人も出てくるでしょう。
同時にマンション価格が上昇してくれるなら売れば済むのですが・・・。
人口が減少する社会なので、今後は住宅が供給過剰になりますし、
安いマンションはますます安くなる可能性が高い。借金は減らないままで。
マンションを購入すべき場合は常に売るときのことを考えるべきではないかと
思います。もちろん永住するのが前提ならそんなことを考える必要は
ありませんが。
株でも小型株よりも大型株が安全なように、不動産も人気のある地区の
駅近くの物件が買い手もつきやすく、資産としては有効だと思います。