銀行の支店で働いていた頃の先輩・上司と飲んでいました。


「なんでシステムに行ったんだ!同じ仕事をして欲しかった」

「いきたいといえば営本(営業本部)だって行けただろうに」

「そろそろ違う仕事はどうだ?」

「まあ、自分でシステムのプロになると決めたんだからなあ」


人それぞれ、いろんな言葉を貰いました。

今から営業というのは実際には厳しいし、過去の残影が生きているなあ

という気がしなくもない。


ふと、3年前の今頃、課長に応接室に呼ばれたことを思い出した。

すでにシステム部に異動すると決まっているつもりだったにもかかわらず、

突然

「営本とか、大きい店で、大企業取引をやりたいと思わないか?」と聞かれ。


もともとそういう希望がなかったわけでもないので、

「やってみたいとは思いますが・・・」と答えた。するとさらに上司の

支社長(今は人事部にいる)と、やはり応接室で話をすることとなり、

同じようなことを聞かれた。


「最終的にはシステムをやりたい」


そう答えたので「であれば、早めにいったほうがいい」という結論になった。




今思えば、あそこが異動のチャンス(?)だったんだなあ。

行き先が本店なのか、他の支社だったのかはわからないけれど、

多分、東京でそれなりに大きな取引先の担当をするチャンスがあったのだろう。

銀行で働く以上、それが主流だし、なんだかとても惜しいことをした気もする。



自分の中の判断としては、営業では1人前以上の仕事はできるだろうけれど、

トップの仕事はできないと思っていた。システムならトップの仕事ができる

可能性があると思った。だから選んだ。それが原点だ。


支店で教わった先輩たちの期待を、ある意味裏切っている。

その判断が間違いでなかったことを証明するためには、

今の場所で成果を出すしかない。


もっと勉強しよう。


「なんでシステムに行ったんだ?と思ったけど間違いじゃなかったんだな」

そういわれるようになりたい。